Photo by Rika Yanagisawa

――そのご経歴から、専門学校での講義などもされていますが、これからの時代に求められるホテルマン・ホテルウーマンのキャリアの積み方についてはどのように考えますか。

 日本のホテル業界は、ホスピタリティと経営感覚の双方を持ち合わせた人材の育成が急務となっています。おもてなしのプロフェッショナルの存在も大事ですが、彼らが気持ちよく働ける環境を整えるゼネラリスト、マネジメントも必要です。むしろ後者の存在が足りない。現在は外資系ホテルの総支配人の大半が外国人ですが、日本人の登用がどんどん増えて欲しいですね。

 多くのホテルマン・ウーマンが「お客様に喜んでもらいたい」「人の笑顔にかかわる仕事がしたい」とホテルで働いていますが、「数字が苦手で……」と言う人が多い。そうした苦手意識を克服するためにも、「福永塾」という勉強会を開いているんです。

 マネージャーからエグゼクティブクラスまで有志が集まって、損益計算書の読み方など基本的な数字についてから、少し難しい会計やファイナンス、他にもマーケティングの手法についてや、コーチングやファーシリテーションまで、リーダーに必要な知識を身に着ける勉強会を行っています。