こんな働き方をしていれば
人工知能に仕事を奪われる心配はない!

丸山 Googleが自動運転車を発表したとき、私は背筋がぞっとしました。現代のテクノロジーはもの凄い水準に達しており、かつ変化の早さはすさまじいばかりだなと。この5年くらいでその変化はさらに進みそうな予感があって、どうすれば価値を出し続けられるのかと、自分たちの仕事に対する危機感を強く持つようになりました。人材紹介会社に絶対に残ると考えているのは、転職で迷ったり悩んだりしている人に対し「大丈夫、頑張りましょう!」と背中を押してあげる機能です。そこは人にしかできません。

機械に仕事を奪われないために今からやるべきこと「これからは第六感や洞察力を磨く人が重要になる」(秋山さん)

秋山 でも、その機能は企業からフィーをもらっている人材紹介会社より、個人が自分でコーチやメンターを雇ったほうがよいのではないですか。

丸山 人材紹介のオートマチック化が進むようになると、ひょっとしたら業界構造が変わってマッチング機能に価値はなくなり、コーチングにより高い価値が出てくる可能性はあると思います。そうなったときは、個人がキャリアコーチを雇うような形が普及し、新しい職業が広がるかもしれません。一方、企業側から見ると優秀な人材を採るためにインハウスリクルーティングやSNSの活用が行われるようになっていますが、なかなか必要な人材を採り切れてはいない。データベースのなかに登録されていない優秀な人材を見つけ出し、説得して連れてくるのはAIにはできない領域で、そこは私たちが価値を出し続けられるところだと思っています。

秋山 最後に今回の対談をまとめると、決められた枠組みのなかできちんとタスクをこなすという仕事は今後、つらくなりそうであり、第六感や洞察力を磨いたり、複数の視点や領域を理解して統合したりするような仕事の仕方が求められる。それができれば今後、ビジネス環境が激しく変化しても心配することはないでしょう、といことになりますね。

――本日はどうもありがとうございました。