欧州各国のサッカーリーグが開幕した。日本代表がW杯アジア2次予選を戦っているように今は国際Aマッチデーの期間に当たるため、欧州のリーグ戦も2週ほど中断しているが、それが済めばすぐに厳しい戦いが再開する。
MLBはレギュラーシーズンが終盤を迎え、プレーオフ進出争いが見どころになっている。日本人選手がいるチームでプレーオフ進出の可能性があるのは川崎宗則がいるトロント・ブルージェイズと田中将大がいるニューヨーク・ヤンキース。アメリカン・リーグ東地区で僅差の首位争いをしており、地区優勝をめぐって負けられない戦いが続いている。田中将も今後は大変なプレッシャーのなかでの登板になりそうだ。ただ、両チームともア・リーグでは勝率が高く、地区2位になったとしてもワイルドカード(地区優勝以外での追加枠)でのプレーオフ進出が濃厚だ。
一方、ナショナル・リーグ。昨年のワールドシリーズ覇者で今季、青木宣親が移籍加入したサンフランシスコ・ジャイアンツは西地区の2位だが、首位ロサンゼルス・ドジャースに7・5ゲームの大差(9月6日現在)をつけられているし、勝率が低いためワイルドカードでもプレーオフ進出は難しそうだ。むしろ和田毅がいるシカゴ・カブスがワイルドカードでのプレーオフ進出の可能性がある。
レギュラーシーズンは10月1日で終了し、その後はポストシーズンのプレーオフに突入。1戦制のワイルドカードゲームに始まり、5戦3勝制のディビジョンシリーズ、7戦4勝制のリーグ・チャンピオンシップを経て、10月下旬にはワールドシリーズが始まる。
残る北米4大プロスポーツのNFL(アメリカンフットボール)、NBA(バスケットボール)、NHL(アイスホッケー)は新シーズンの開幕を迎える。
一番早いのがNFLで9月11日に開幕。年明けまで約4ヵ月間のレギュラーシーズンが行われる。10月上旬にはNHLが開幕し、下旬にはNBAのシーズンがスタートする。
9月18日にはイングランドでラグビーW杯も始まるし、これからは欧州と北米で世界最高レベルのチームスポーツが数えきれないほど行われるわけだ。
パッケージツアーのみならず
観戦チケットだけでも手に入る時代に
BSやCS放送が普及したおかげで視聴契約を結べば、これらの試合の多くが日本にいながらにして観戦することができる。スポーツファンにとってはいい時代になったものだ。