アメリカの経済誌「フォーブス」(電子版)が、この15日、プロスポーツチームの資産価値をランキングにして発表した(The World's 50 Most Valuable Sports Teams 2015)。

 調査対象はアメリカの4大プロスポーツに数えられるMLB(ベースボール)30チーム、NFL(アメリカンフットボール)32チーム、NBA(バスケットボール)30チーム、NHL(アイスホッケー)30チーム。そして世界のサッカークラブである。

 この資産価値データは、株式、興行や放映権などの営業収入、所属選手の価値などに負債や人気といった面も考慮して同誌が独自に算定したもので、5つのジャンルごとにランキングが示されているが、総合するとベスト10は以下のようになる。

上位5チームとそれ以下とでは
金額に大きな開き

 1位 レアル・マドリード(サッカー)      32.6億ドル(4050億円)
 2位 ニューヨーク・ヤンキース(MLB)     32.0億ドル(3976億円)
 2位 ダラス・カウボーイズ(NFL)       32.0億ドル(3976億円)
 4位 FCバルセロナ(サッカー)         31.6億ドル(3926億円)
 5位 マンチェスター・ユナイテッド(サッカー) 31.0億ドル(3852億円)

 6位 ロサンゼルス・レイカーズ(NBL)     26.0億ドル(3230億円)
 6位 ニューイングランド・ペイトリオッツ(NFL)26.0億ドル(3230億円)
 8位 ニューヨーク・ニックス(NBL)      25.0億ドル(3106億円)
 9位 ロサンゼルス・ドジャース(MLB)     24.0億ドル(2982億円)
 9位 ワシントン・レッドスキンズ(NFL)    24.0億ドル(2982億円)
   (日本円換算は1ドル=124.26円で計算した概数)

 世界一の資産価値があると判定されたのは、スペイン・リーガエスパニョーラに所属するサッカークラブ、レアル・マドリード。推定資産価値32.6億ドルを日本円に換算すると約4050億円だ。豊富な資金力で世界のスーパースターを集めることで知られ、かつてはラウル・ゴンサレス、ロナウド、ロベルト・カルロス、ジダン、ベッカムなどが所属。現在もクリスティアーノ・ロナウド、ハメス・ロドリゲス、ベンゼマ、イスコなど人気と実力を兼ね備えたスターが顔を揃える。彼らの力によって世界的な人気と強さを維持し、それをさらなる収益に結びつけるという好循環にある超優良クラブだ。