また、インナーチャイルドの怒りは、母親なら女の子、父親なら男の子、すなわち同性に向かいやすいのだという。

自分を抑圧するべからず
自己肯定感が他人の尊重につながる

 自分が毒親かどうかのチェックポイントとして、大澤さんは「子どもが言いたいことを言えているかどうか」を挙げる。

「たとえば、一緒に暮らしているうちに、子どもが親に対して『あなたは私にとって毒親だ』とはっきり言えるのであれば、そこまでひどい状況ではない。子どもが親を恐れて言いたいことを言えず、自分で自分を抑圧している状況が一番危ないと思います」

 あなたの家庭ではどうだろうか。コミュニケーションが一方的にならず、子どもが言いたいことを言えているだろうか。

 最後に、ダイヤモンド・オンラインのメイン読者である男性の心理について聞くと、大澤さんはこう話してくれた。

「カウンセリングに来るのは7~8割が女性です。男性は自分からカウンセリングに来ないですね。だからと言って、男性が悩みや苦しさを感じていないというわけではないと思います。男性の場合、生きづらさに気づかないようにしていたり、生きづらくても『こういうものが人生だ』と思って、辛さを心の中にしまったりしているのではないでしょうか」

 もしあなたが生きづらさや不自由さを感じ、「毎日が楽しくない」と感じていれば、その鬱屈や抑圧は子どもを苦しめる行為に向かいかねない。毎日イライラする、不安を感じる、人にあたってしまうということがあるならば、一度専門家に相談してみると、日常生活の中で見える景色が変わって来るかもしれない。