高知県に行ってきた。今回は在日新華僑の企業経営者、撮影協会や在日中国人女性団体の幹部など10数人を連れて行った。
足摺岬、四万十川、観光物産センター、仁淀川、中津渓谷、池川茶園、仁淀川の畔にあるレストランあおぎ、高知市内、ひろめ市場、よさこいで知られるほにや社などを2泊3日の日程で訪問し、市長から市場で偶然知り合った一般の市民までいろいろと交流ができた。
来日30年の私を例外とすれば、その他のメンバーたちは最低でも来日して10年以上だ。しかし、はじめて高知県を訪れた人が大半を占めた。これだけ高知県は遠かったのだ。
どうりで高知県に到着した早々、出迎えに来られた県観光コンベンション協会の方も「東京から公共交通機関を利用して、もっとも時間がかかる移動を強いられるのが高知」と自嘲したのだ。
しかし、遠く離れていて交通事情もなかなか不便なだけに、高知県はなんとなく秘境の地という神秘的な色彩を帯びている。最後の清流と言われる四万十川、仁淀ブルーで知られる仁淀川はまさにそのイメージをもっている。時々の雨模様も川や山の景色を墨絵の世界へと演出した。メンバー全員が興奮してカメラ撮影に没頭していた。
参加者を興奮させた
高知の特産品「ヤマモモ」
四万十市に泊まった夜は中平正宏・四万十市長や植田英久・四万十川観光開発株式会社社社長らとの交流に燃えに燃えた。そこで出てきた話が意外だった。これまでメンバーの皆さんがなぜ高知県を訪問しなかったのかというと、自然が豊かで見るべきポイントがこんなにあるとは知らなかったから、というものだった。