だらだらと深夜番組を観たり、ラジオを聴いていたら、すっかり朝になってしまった……。そんな不摂生な生活のせいで睡眠不足になる人ばかりと思っていたら、それは大間違いのよう。実際には、早く寝たいのに寝られない人が睡眠不足に陥るケースが最近、とても増えているようなのです。
本来であれば、良い睡眠を取るなどして健康的な生活を心がけ、仕事でもバリバリ活躍したいもの。それにもかかわらず、どうして早く寝られない人が増えているのでしょうか?今回は、ビジネスパーソンに起きている睡眠不足の実態と対策を考えてみましょう。
電車を乗り過ごしたり、
会議・研修中にウトウトしていませんか?
仕事中に電車で移動していると、ぐったりと深く眠っているビジネスパーソンによく遭遇します。こんなに深く眠っていて、降りるべき駅を乗り過ごさないか、気になって眺めていると、
「しまった、乗り過ごした!」
と、大慌てで電車を降りる光景をよく見かけます。それくらい睡眠時間が足りない「お疲れ」な状態なのでしょう。あるいは、会議中に「うんうん」と頷きながら聞いているようで、実は寝ている同僚があなたの職場にもいたりしませんか。
当方も、研修の講師をしていて眠さと戦う受講者をよく見かけます。頑張って話を聞こうとしているのですが、まぶたが今にも閉じてしまいそうな状態になっているのです。普段の業務が忙しいからなのでしょうか。
ただ、講義する立場からすれば、気になって仕方ありません。そんな受講者に対しては、
「いまの説明に対して、どのように感じましたか?では、当てられた方はコメントをお願いします」
と、眠気が一気に飛ぶような質問を投げかけたりします(意地悪ではありませんよ)。