「だらしなさ」と決別する
10のステップーその2―
〈6〉新しい習慣がビジョンや目的の達成に役立つと自分に言い聞かせる。
さらに、新たな習慣を身につける本来の目的を、繰り返し自分に言い聞かせる。
きれいな机で威厳をもって仕事をするというビジョンを思い返す。すっきりと片づいた机を前に、一心不乱に仕事をバリバリこなす自分。もっと気楽に楽しみながら、人生を精力的に過ごしている。
〈7〉いつものクセが出そうになったら、「ダメ!」と言って押しとどめる。
ふと気づくと、心に誓ったことなどコロリと忘れてしまったかのように、危うく机を散らかしっぱなしにしそうなことがある。そんなときはすぐに「ダメ!」と(小声で)叫び、1時間かかろうが、すっきり片づくまで居残る。「そうするだけの価値がある」と信じるのだ。
〈8〉今までとは違った行動ができるよう意識を変える。
邪念を追いはらい、意識を変えて自らをふるいたたせる。
「きれいな机で仕事を始めたい。すっきりとした中で創造意欲をかきたてられる。私がつくっているのは自分のためのスペースだ」
〈9〉ちゃんと実行できたら、自分にご褒美をあげる。
片づけられた回数を記録しておき、自分にご褒美をあげよう。ある研究によると、21日間連続してできれば、その行動は習慣になるという。たとえば、8日続いた時点で美顔エステや高級レストランに行ってもいい。
〈10〉なるべくたくさんのサポートを頼む。
もし、机を散らかしっぱなしにしているときは、同僚に応援を頼み、励まして(戒めて)もらおう。
机を片づけることでなくてもいい。家のカギを所定の場所に戻せない。夜のうちに食器を洗わない。翌日のスケジュールを立てないまま寝る。何でもいい。
何か1つ、自分の「だらしなさ」を見つけて、新しい習慣に変えていこう。
(次回12月1日(金)は、「ムダをゼロにする時間術」を紹介します。)