すぐに起こった復水器トラブル

 川内原発を動かし始めて、すぐに起こったトラブルは、復水器で起こりました。
 これも熱交換器ですから、金属に腐食が起こり、海水が入りました。海水が入ったということは、蒸気発生器のほうに、塩分が入ってくるのです。
 途中に脱塩装置があり、海水の塩を取れると言っていますが、大量の熱水が流れるところですから、そんな装置で取れるはずがない。
 普通、塩分を取ると言えば、イオン交換樹脂で取ります。大量の海水から塩分が取れるはずがない。蒸気発生器に塩分が流れ込んだ状態で、今、再稼働しているのです。

 ここからは少し希望のある話をします。
 大事故が起こらないよう祈りますが、いつ起こるかわかりません。
 少なくとも安保法制は、憲法違反ですから、国民の8割の人が反対しています。

 憲法違反ですから、国民は、安倍晋三の法律に従う必要はない。憲法を超える法律はないのですからね。法律が無法なのです。国民はこれに従う必要はないけれど、自衛隊員は命令を受ければ従うでしょう。そこが困るところなのです。今の原発の場合も、こういう無法が、まかり通っている。では、いったいどうしたらいいのか。

 電力会社と話し合いをして、互いの協力によって、原発を断念しようと言っているのです。金が必要なら、日本中の金を集めて、電力会社の経営を助けてやるから、ケンカはしないで原発を止めよう、と。
 ところが、呼びかけても相手はまったく聞く耳を持たない。彼らは自分たちで墓穴を掘り続けています。