そんな厳しい取り締まりにあうくらいなら、積雪が危険だとわかっていても、必死に出社するしかない。緊急性の高い仕事を抱えているか、在宅勤務可能な案件を抱えているかは、ここでは問題にならないのだ。

 積雪の日に出社する会社員に対して苦言を呈する著名人も目立つが、彼らにはそれがわかっていないのである。理屈ではないのだ。理屈ではおかしいとわかっていても、社畜ポリスがいる限り人々は出社する。

会社は自警団に任せっきりにすると空中分解?

 日本の総社畜化を企てる社畜ポリスたち。

 問題を解決するには、会社がきちんとした方針を打ち出すしかない。雪や台風などの天災や、不測の事態が起こった時に、どのような出勤体制を取るのか。ルールを作って、自警団の活動を抑え込む必要がある。社畜ポリスの存在は、会社にとって都合がいいものかもしれない。なにせ、勝手に風紀を取り締まってくれるのだから。

 しかし、自警団の活動を放置すれば、社内がギクシャクして空中分解になりかねない。さらに、通勤中に大怪我するなどの事故が起こった場合は、誰が責任を負うのか。

 これ以上、東京に社畜の雪を降らさないために、会社側がしっかりとルールを整備してほしいものだ。

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