あなたは決められた集合時間がある場合、何分前に待ち合わせ場所へ行きますか。あるいは、“故意犯”的に集合時間に遅れるタイプですか。
集合時間に対する考え方は、職場ごとにローカルルールが存在します。ある会社では5分前に集合するのが当たり前。反対に別の会社では10分遅れが普通だったりします。そんな風土の違いで社員の間に、様々なギャップが生じることもあるといいます。では一体、どのようなギャップが職場で生まれているのでしょうか。転職などをした場合、集合時間の認識でストレスを感じないためにも、対処法を覚えておきましょう。
仕事上の遅刻は言語道断!?
「やる気がない」とのレッテルも
誰でも「待つ」のは嫌なもの。約束した時間を守らずに「ごめん、遅れて」と遅刻してきた人に対して、「全然、問題ないよ」と言いながらも心の底では、「まったく、待たせやがって」と不満を感じている人も少なくないはずです。
それがプライベートなら「次回は頼むよ」と笑って済むことも多いでしょう。あるいは、一目惚れした異性とのデートの待ち合わせなら、「何時間でも待つ。愛があるから平気」と、思うかもしれません。
ところが、仕事では決してそうはいきません。
「明日の会議は14時に開始するから遅れないように」
「定例の朝会は9時半開始に変更になりました」
などと、事前に決まっている集合時間に遅刻した社員がいたらどうでしょうか。
「こいつ、やる気ないのか?」
という印象を持たれるばかりでなく、貴重な業務時間をつぶされて嫌な気分を与えてしまっている違いありません。人によっては、
「何で遅れたのだ。理由を述べよ!」
などと、詰め寄るかもしれません。遅刻によって開始時刻が遅れると、進行もスローになり、次の予定に支障をきたすかもしれませんから、怒るのも無理はないでしょう。
実際、『職場の空気を悪くする行動』を調査したアンケート(COBS ONLINE、2010年)では、「理由なく遅刻する」が5位にランクインしています。約束した時間を守れないことが、それだけ厳しく評価されるのが実態なのです。
とくに、ベテラン社員のなかには、
「集合時間に遅れるなど言語道断。今すぐ辞表を書け!」
と、厳しい態度を示す人もいるようですが、それほどタイムマネジメントに厳格な先輩はありがたい存在です。なぜなら、遅刻に対して「許せない」と考える習性が自然と身につき、日々の行動も毅然と実行できるようになるからです。