「遅刻をしてはいけません」。子どものころ、親や学校の先生から教えられたかと思います。当然、これは社会人になっても同じなのですが、会社(仕事)への慣れが出てくると、ブレーキがききにくくなります。入社5年目のAくんの「言い訳」、みなさん、どう思いますか?
遅刻する人は、仕事ができても、
「ルーズで詰めが甘い」と見なされる
ビジネス・プロフェッショナルは理由なく会議を遅刻しません。なぜなら、自分が遅刻をすることで生じるネガティブな影響をよく理解しているからです。
「遅刻をよくする人」と「しない人」、どちらが好印象であるかと言えば、間違いなく後者です。打ち合わせに理由もなく遅刻するような人は、「だらしのない人」という印象を相手に与えます。この印象は、あなたの人柄だけではなく、仕事の中身にも及び、「ルーズで詰めが甘い」という偏見を持たれる原因になります。
会議を遅刻することによって、他の参加者に与える影響も見過ごせません。あなたがいない間にも議論は進みますが、途中から参加して、いきなりエンジン全開で議論に割りこめる人はあまりいません。すでに決まった話を掘り返して、時間を浪費してしまうこともあります。
あなたが会議のキーパーソンであるなら、あなたが来るまで会議が始まらないということもあります。これによって他の参加者の時間をムダにしてしまいます。20人参加の会議では5分到着が遅れただけでも、のべ100分もの時間が失われることを意識しましょう。