食品の安全問題が大きな課題となった中国では、食品の安全と安心が人々の心の琴線に触れる2つのキーワードになっている。だから、このプレゼントが購入者たちを感動させたのだろうと思う。

内装に日本製品を使うことで
マンション購入者に満足感

 馬陸駅が上海市内の北西部の嘉定区にある。その辺りは「嘉定新城(ニュータウン)」の一部となっている。これらの建物群の建設主は丸紅株式会社が出資する合弁会社、上海好世置業有限公司と三井不動産レジデンシャル株式会社だ。

 駅に直結したこの複合開発プロジェクトは、住民と利用者の便利さを最大限に配慮する日本の開発理念がそのまま導入されている不動産開発として話題を集めている。

 同じ嘉定新城にある南翔にも、丸紅、三井不動産レジデンシャル、三菱地所が手掛ける物件がある。その規模がもっと大きい。21棟のタワーマンションに、約1500戸が入居する。2期に分けて開発することになっている。1期目は約750戸の10棟だ。住宅は全て内装付きで、外断熱工法、断熱防音サッシを採用する等、環境に配慮した省エネ住宅とアピールしている。

 実際、モデルルームを見ると、内装の品質の良さが印象的だ。そして導入されている設備にも、建設主のこだわりをはっきりと感じることができる。

「爆買い」で知られる中国人の日本製品への人気ぶりに驚いた日本企業はいまや、上海の不動産内装現場にもそのような中国人消費者の需要を満たすように求めている。売り出されている別の物件、南翔にあるタワーマンション群を見ると、いろいろなところに日本製品へのこだわりが現れている。丸紅と三井不動産レジデンシャル、三菱地所がその開発にかかわっている。