不倫男:男性器を失うという辱めを受け、日常生活で不自由をきたすように。社会的な信用を失い、仕事への悪影響は深刻。
:傷害罪で刑事裁判中。15年以下の懲役または50万以下の罰金。さらに実名報道されたので社会的にも制裁を受けることになり、社会復帰は厳しい状況に。
:特にお咎めなし。

 確かに「木」の部分はかなり稀有なので、私たちが自分の人生のなかで、今回と全く同じような場面に身を置くことはあり得ないでしょう。しかし「森」の部分……つまり、夫が妻の不倫を疑い、問いただそうとしたのに、妻はなかなか往生際が悪く、素直に過ちを認めず、業を煮やすというシチュエーションはどうでしょうか?例えば、こんなふうに――。

「あの日のことはあんまり覚えていないのよ。ちょっと調子に乗って、ずいぶん飲みすぎちゃって…気がついたら彼の家にいて、彼が力ずくで押し倒してきたの。でも、ほとんど酩酊状態だから力が入らなくて抵抗できなかったのよ。本当にごめんなさい。そもそも私は(性交渉に)同意していないのよ。そう、私は無理やり犯されたの。これはレイプだわ、強姦だわ!許せない!!」

 こうやって自分で自分を不倫の加害者から、「強姦の被害者」へすり替えることで、夫からの追及をかわし、全く反省もせず、何の責任もとらずに済ませようとする……。これは不倫常習者の常套手段なので決して珍しいことではないので、男性陣が同じような目にあってもおかしくはありません。なぜなら、これは女性だからこそ可能な不倫隠蔽のテクニックの1つだからです。この事件を軽蔑の目で見て、嘲笑の的として終わらせ、他人事のように扱うのは、実は危険なのです。

 では、しらばっくれる妻に対して、夫はどうしたら良いのでしょうか?大きく2つに分かれます。「嘘をつくな!酩酊状態なのに、ずいぶん鮮明に覚えているじゃないか。ちゃんと自分の意思でついていったんじゃないのか?」と妻と追い詰める方法と、「そうか、疑って悪かったな。それにしても酷い男だな。懲らしめてやらないと気が済まないぞ!」と、あえて妻の嘘を正そうせず、「妻を信じている夫」を装い、不倫男をやっつけるかの二択です。どちらを選べば良いのでしょうか?人生の分岐点となる、非常に重要な選択です。

新橋の弁護士局部切断事件に学ぶ
不倫の責任の取らせ方

 前者を選べば、妻との間に決定的な亀裂が入り、離婚せざるを得なくなるかもしれませんし、一方で後者を選べば、妻がますます調子に乗って、男をとっかえひっかえし、遊びまくる可能性もあります。