わかりやすく、思い出しやすい「親の教科書」
本書は、わかりやすさ、覚えやすさ、思い出しやすさのための構成にも、とことんこだわっている。本書の目次及び冒頭で全体の内容が要約されているのみならず、各章の冒頭でもそれぞれの章が要約されており、各章の小見出しがさらにその要約になっている。
パンプキンが執筆する本文でも、最初の数行でメッセージが強調されており、加えて重要な論旨は太字と傍線で強調してある。また各トピックは裏付けとなる多様なアンケート調査結果と、パンプキンが解説で説明する豊富な実例で、具体的に何をしたらいいのかが、鮮明に思い描けるようにデザインされている。
各章の最後では「親力診断テスト」とでも呼ぶべき「各章のポイント」が質問形式でまとめられており、本書でともに学んだ内容に関していつでも自己診断をし、簡単に思い出せるような工夫がなされている。
本書は単なる一回きりの読み物で終わらない、長年にわたって何度読み返しても普遍的な教訓を与えてくれる、「親の教科書」をコンセプトとしているのだ。