「何のために生まれてきたのだろう」
「自分らしく生きるためにはどうすればいいのだろうか」「どうしたらイキイキと楽しく暮らせるのだろう」
ふとした時に、自分の人生を俯瞰して見る瞬間が訪れるものです。
10年間にわたり秘書として働くなかで、一流の人には、人生を思い通りに創造するための「特別な思考」があることがわかりました。
今回は、その驚くべき2つの「思考法」についてお伝えしたいと思います。
「過去」というものさしに捕われない
まず1つ目は、「時間(トキ)は未来から流れている」という考え方です。
「時間(トキ)は、どこからきているのか」と聞かれたらどのように答えますか?
きっと、「時間は過去から現在に向かい、そして未来へ向かうもの」、もしくは、似たような回答をする人が多いのではないでしょうか。物理的な次元で捉えると、そのような表現になるでしょう。
さて、この事実を次のように考えてみたらどうでしょうか。
「もし時間(トキ)が未来から運ばれるとしたら」
「もし時間(トキ)が未来から訪れるとしたら」
「もし時間(トキ)が未来から今に向かって流れているとしたら」
それは、いったいどんな世界なのでしょうか?
この「時間(トキ)は未来から流れている」という突拍子もない考え方こそが、一流の人の思考法なのです。
多くの場合、人は「過去」の経験をもとに、「現在」やるべきことを考えて、「未来」へと向かっていこうとします。そのため、「過去」の失敗やネガティブな経験が気になり「これぐらいしかできないから、この程度の人生だろう」と思ってしまいがちです。これは、自ら「自分の可能性」を否定している行為です。
「過去」のものさしに縛られていると言ってもいいでしょう。
「過去」のものさしに捕われていると、脳に記憶されているこれまでの数多くの失敗の経験から、恐れや不安といったネガティブな感情が湧いてきます。その結果、「どうせ私には無理」というように、今の自分を否定してしまうのです。