ここで最後にぜひ自問していただきたいのだが、部下を育てるとき、部下に自由に決めさせているだろうか?

 なんでもかんでもマイクロマネジメントをすると、最終決定は上司にしてもらうという癖がしみ込んで、いつまでも自分で決定することのできない、おずおずとした受け身のサラリーマン根性が身についてしまうものだ。過保護がいけないのは、子育てでも社員教育でも共通する本質的教訓である。

 また、日ごろの仕事で自分のリーダーシップが育っていないという心当たりのある方は、自問してみるといい。果たして毎日の仕事の中で、自分自身で物事を決め、責任をとっていることがあるだろうか? 自分で決断せず何でもかんでもお伺いを立てているのに、自分のリーダーシップが育つわけがないのである。