1.よく寝る

 健康でいられるいちばんの理由は、きちんと睡眠を取っていることです。「夜9時から朝4時まで7時間睡眠」が基本です(手術後は、夜7時ごろに就寝することもあります)。
研修先のホテルにも「自宅で使用している枕」を持参しています。

 2.食事に気をつける

 食費を切り詰めて栄養バランスが崩れ、健康を害してしまったら、本末転倒です。
医者にかかる費用より、食事代のほうが安い。だとしたら、少しくらい値が張っても、おいしくて健康なものを食べたほうがいい。

 ●お米は有機栽培のもの。肉や魚介類は天然のもの。野菜は無農薬のもの
 ●塩分を適度に摂る(天然の塩にはミネラルが含まれている)
 ●体を冷やすフルーツは、ほとんど食べない

 時間がないときは、ファストフードもコンビニ弁当も食べますが、時間があるときは、できるだけ自然のものを食べるようにしています。

 3.夕食時はアルコール消毒をする
(21時以降は飲まない)

 お酒を飲むことを、私は「アルコール消毒」と呼んでいます。外で仕事をすると、心も汚れるので、ビールでうがいをしています(笑)。

 4.夏は厚着、冬は薄着

 室内と戸外の温度差があると、体温の調節機能がうまく働かず、体調を崩す原因になります。だから冬でも夏でも、同じ格好をしています。1年中、長袖のワイシャツと背広が基本です。寒い日の外出でもコートは着ませんし、夏場でも半抽のシャツは着ません。

 5.たくさん歩く

 毎日、8000歩~1万歩は歩いています。エスカレーターは使わず、階段を選びます。体力がなければ、いざというときに社員も家族も守れない

 株式会社ダスキン福山(広島県)の高橋良太社長は、私についていくことができず、体力のなさを痛感。

 体力がないと社長は務まらないことに気づいた高橋社長は、その後、パーソナルトレーナーをつけて、トレーニングを開始します。

「東日本大震災のとき、『今のままでは会社の従業員を助けるどころか、自分が助けられる側になってしまう』と思ったんです。体力がないと、社員を守ることができない、自分の家庭も守ることもできない。『それはアカンやろ』と。体力をつけることも、社長の仕事のひとつだと、今では深く戒めています」(高橋社長)