合弁候補先のリストアップのポイント

 合弁候補先の検討・リストアップのポイントをまとめよう。
●相手の選定において、大切にする価値や合弁の目標は何かを見極める
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自社の弱みを、より有効に補完する候補先を探す(お互いの強み、弱みの補完関係や、かぶり度合いに意識する)
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自社の強みが、より相手に有効な候補先を探すこと。そもそも何が自社の強みになるのか、理解する
●上記に則して、なるべく幅広に候補企業をリストアップする

 対象となる企業は、自社の属する業種以外にも、別の業種の可能性も出てくるだろう。例えば飲食業のパートナーであれば、同業企業に加えて、一等地を紹介してくれる現地の有力ディベロッパーも検討対象かもしれない。現地側も、テナントとして日本の飲食に対するニーズがあるかもしれない。このように、まず最初の段階においては、幅広に可能性を広げて対象先をリストアップするとよい。