自分の好きなことに
没頭できる人は強い

 量販店の世界を見ていても、専門知識を持つ社員を売り場に配置している企業は業績がよく、中途半端な知識しかない社員を配置しているところは業績が芳しくなくなっているように思います。おそらく、前者は戦略的にそういう方針を取っているのでしょう。私自身、客として行くのはオタク的な専門知識を持つ店員のいるお店です。中には少々腹の立つ接客をする人もいますが、こちらが我慢してもその人から買うだけの価値を感じます。

「好きこそものの上手なれ」というように、自分の好きなことに没頭できる人は強い。さまざまな分野で専門性が高度化している現在、一つのキャリア開発の方向性として何らかの分野のオタクになる、すなわち自分の好きなことを極めていくのもよいと思います。いわば「公私合体」するのです。

 ただし、注意してほしいのは、中途半端なオタクは必要とされないということ。あくまで企業が求めているのは、他にマイナスな側面があっても補って余りある突出した知識やスキルを持っている人です。何でもそうですが、中途半端な人が役に立つ場面はあまりないのです。