ダイヤモンド社より発売され、早くも増刷が決まった話題の1冊『外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣』よりその一部を抜粋してお届けする。
人生を変えるいちばん確実な方法とは?
人生を変えようと思ったときに、考え方を変えるというのはひとつの手だ。しかし、考え方などなかなか変わらない。すぐに「リバウンド」してしまうだろう。
実は人生を変えるためのもっとも簡単で確実な方法が「体を変える」ということなのだ。筋トレをすると自信がついたり生き方が変わったりするという話を聞くが、もちろんヨガでも同じことが言える。
ただ、続けなければ体は変わらない。体が不調のときにマッサージや整体に行く人も多いだろう。たしかに施術することで血流が良くなるなど、効果はある。
しかし、またそのままの同じ生活を続ければ元に戻ってしまう。マッサージや整体はあくまで対処療法であり、習慣を変えるきっかけに過ぎないのだ。
やはり、自分の体を変えるのは自分しかいない、ということなのである。
ヨガでいちばん大切なこと。
それはポーズを上手にできるようになるとか、瞑想が深くできるようになること以前に「続ける」ということなのだ。
ビジネスマンにとって「体調管理」は「あいさつ」以上の基本である
「ヨガを習慣にしましょう」と言うと「ヨガを習っている時間はない」というセリフもたまに聞く。
アメリカのオバマ大統領が毎朝かならず、起床したあとすぐに45分の筋トレと有酸素運動をしていることをごぞんじだろうか?健康管理だけではなく、頭をクリアにすることも目的だそうだ。
世界一忙しいオバマ大統領でも、毎日45分間運動をしている。それでも「時間がない」と言えるだろうか?
ビジネスマンにとって「体調管理」はあいさつ以上の「基本」である。健康づくりをせず、仕事をするのは、土台をつくらずに家を建てるようなものだ。
いくら時間がないと言っても、ウェブサイトを見たり、ツイッターをのぞいたりしているのではないだろうか?その数分でもヨガにあててほしいのだ。
ヨガはレッスンに通わなくても、家でもできる。ヨガマットがなければ、まずは床やたたみの上などでもいいだろう。
インドや多くの海外の人にとって、ヨガは歯磨きやお風呂に入るくらいに普通のことになっている。歯磨きくらいの習慣にしてしまえば、ヨガをやらないことが逆に気持ち悪いくらいになる。
あなたもぜひ、歯磨きをやるように毎日にヨガを取り入れてほしい。