約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超が1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル』が発売たちまち重版出来となった。鉄板の法則を「骨」とし、国内成功24業種100事例で肉づけした著者の横田伊佐男氏。
7/18にリリースされた本連載「アウディを年間4億円売るエース営業マンの手紙」が大ブレイク。この記事だけで、10万PV(ページビュー)を突破した。
「Amazonランキング大賞2016上半期【ビジネス・経済】ベスト10」にランクインした『稼ぐ言葉の法則』著者で、「日本一のマーケッター」の神田昌典氏が「今後100年、歴史に刻まれる名著」と断言した『最強のコピーライティングバイブル』から、コピーライティングの極意をこっそり紹介してもらおう。

なかなか結びつかない「ピアノ」と「ボクシング」

横田伊佐男(Isao Yokota)CRMダイレクト株式会社代表取締役。企業や受講者の課題点をすばやく摘出し、短時間で確実な成果へと引き上げる「超訳力」を駆使したマーケティング研修講座は、上場企業ホールディングス、政府系金融機関、欧州トップの外資系金融企業、意欲ある中小企業経営者等からの依頼が絶えず、これまでの受講者はのべ2万人を数える。横浜国立大学大学院博士課程前期経営学(MBA)修了。横浜国立大学成長戦略研究センター研究員。 【CRMダイレクトHP】 http://www.crm-direct.com/

 実践で使うヒントというのはシンプルだ。
マネして、応用するだけである。

 たとえば、ある音楽講座の生徒募集のコピーを考えてほしいと依頼があった。あなたならどう考えるだろうか?

本書PART2で紹介した『ザ・コピーライティング』著者のジョン・ケープルズは、次のコピーで大きな成果を挙げた。
 伝説のコピーとして1925年に発表されたものだが、あまりに有名なものだ(実際のクリエイティブは、本書参照)。

「私がピアノの前に座るとみんなが笑いました。
でも弾き始めると―!」

 出典:『ザ・コピーライティング』13ページ

 売れに売れたコピーだが、法則がある。
 文章の中で「動(弾き始める前のザワザワする嘲笑)」と「静(弾き始めた後の息を飲む驚き)」を描き、読み手の好奇心を誘っているのだ。