現在、ハリウッド俳優のジョニー・デップさんの離婚騒動が大きな注目を集めています。妻のアンバー・ハートさんが、裁判所に「DVに遭っている」と訴え、離婚を申し立てているのですが、一部にはDVはでっち上げではないかとの疑惑が報じられています。それがまた、人々の興味に火を着けているとも言われています。
離婚相談の現場でも、もともとは加害者が女性、被害者が男性だった事件だったのが、途中から加害者が男性、被害者が女性へすり替わってしまうケースは、後を絶ちません。「男=強者」「女=弱者」という先入観があるからでしょうか。過去にどんな経緯があろうと、女性が「DVの被害に遭った」と言えば、男性のほうが分が悪くなる。そういう面は実際にあります。
祖母の介護スタッフの彼女に惹かれ交際
「素直でいい子」だった彼女の素顔
もし、男性が殴りかかり蹴りあげ突き飛ばすよう“仕向ける”ような悪女がいるとしたら……。DVのでっちあげによる冤罪は防ぎようがありません。今回紹介する橋本哲也さん(37歳、会社員)もその1人です。
「感情のもつれが原因でトラブってしまい、マジで困っています。彼女とは今すぐ別れたいのに、なかなか別れられなくて……。一度付き合ったら結婚しなくちゃいけないなんて、あんまりです。俺にだって、きちんと身を固めるまでは結婚相手を選ぶ権利はあるんです。だって俺にとって今の彼女は負担以外の何物でもないので……」
東京(新橋)の出張相談で哲也さんに会ったのは2年前の夏。場所は予約制の喫茶店。言いたいことを何のためらいもなく、ずけずけと言う哲也さん。他の利用客の人目もはばからず、ずいぶん過激なことをおっしゃいます。
哲也さんは途中で「彼女と結婚してはいけない」と我に返ったのですが、いくらなんでも気がつくのが遅すぎました。なぜなら、私が相談を受けたときには、その女性は完全に「猟奇的な彼女」に変貌していたのです。哲也さんは当時、結婚したがっている彼女に追いかけ回されていました。