未訳の最新ビジネス洋書のエッセンスが詰まった書評レポートを、PDFファイルで閲覧・ダウンロード提供する本連載。第1回は『会議を有意義にする方法』(チャーリー・ホーキンス著)です。(書評レポート提供/エグゼクティブブックサマリー)
退屈で冗長な会議を
有意義で成果の出る会議に
「こんな会議、本当に意味があるのだろうか……」
企業や組織において、会議というものはつきものですが、本書ではそんな退屈な会議を、まさに読み終わった瞬間から「有意義かつ成果の出る会議」に変革するための「会議IQを高めるテクニック」について述べられています。
実際、アメリカ国内では、いかにしてミーティングやカンファレンスを効率化するかということにフォーカスされることが非常に多く、本書はこういったコンテンツを取り上げる際の具体的な実務書として、フェイスブックをはじめ、様々なSNSやブログサイトで紹介されている隠れた名著です。
著者のチャーリー・ホーキンスは、コミュニケーションコンサルタントとして、ユナイテッド航空などの大手企業から、シカゴ大学院などのアカデミックな組織まで非常に幅広く活躍しており、プレゼンテーションスキルの開発や会議の効率化などを指導するワークショップなどに定評があります。
本書にもそのエッセンスが十二分に注がれており、読み進めて行くと、会議における成果、つまり目的の達成とは、「計算されたフレームワークの中で行われる、まさしく人と人とのコミュニケーションの集大成である」と実感することができます。
ホーキンスは結果を出す会議を開催するために、まずは会議を行うための4つの基本プランニングを知る必要があると言っています。その4つとは、「目的、参加者、場所、準備」であり、会議の土台の部分であるにもかかわらず、多くの主催者が見落としがちな部分なのだそうです。
これら4つの基本プランニングを理解していなければ、主催者のプレゼンテーション能力がどんなに高くても、参加者のコミュニケーション能力がどんなに流暢であっても、おそらく満足のいく会議の結果は得られないでしょう。さらに著者のホーキンスは、質の高い会議を短時間で行い、目標とする結果を出すために必要不可欠な要素があると言っています。
それは生産性を高める為に、どのように会議を進めるべきかという会議IQのテクニック、すなわち会議を有意義にするための「4つのF」です。その4つとは「Focus」「Facilitation」「Feedback」「Fun/Fellowship」の4要素です。
詳細は次のページから閲覧・ダウンロードできる書評レポートに書かれていますので、ぜひ読んでみてください。あなたも本書によって、会議を有意義に進めるためのIQを高め、「結果を出す会議のファシリテーター」を目指してみてはいかがでしょうか。
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