また、妻には専業主婦をさせたいと言いつつ、「昭和の男」の年収は500~600万円くらいで、婚活市場で飛びぬけて高いわけでもない。なので、女性側から見れば、「妻を専業主婦にして、自分に何かあったらどうするんだ?」と考えるわけで、女性から相手にされないのである。

 そうはいっても、マッチングしてお見合いまで進むこともある。しかし、「昭和の男」は、ここでもやらかしてしまう。

 ある日、マッチングした女性とのデートで演劇を見に行ったという「昭和の男」から、デートがうまくいかなかったという報告が私に入った。

 よくよく聞いてみると、内容はこうだ。

「劇のチケットを、彼女が見たいといっていたからわざわざ取ってやった。しかもとってもいい席を選んでやったのに、ちっとも喜んでくれなかった」

 それは変だな、と思った私が、デートした女性のほうに確認してみると……。

「私、演劇が見たいなんて言ってません。チケットを取ってって頼んでもいません。本当にウザかった!」

 相手にはなんでも「してやった」と押しつけがましいわりに、相手の意見はまともに聞いていない。それではフラれるのもしかたないのである。

「昭和の男」は、親以外の夫婦を知らず、学生時代にも恋愛してこなかったため、今の女性が求めている結婚が想像できないまま、偏った価値観を相手に押し付けて婚活に臨むわけだ。こうなると、価値観を変えない限り、成婚に至るのは困難になる。