「いいね!」と言われないほうを
選択しよう
人々の価値観にしろ、社会貢献に対する考え方にしろ、テクノロジーにしろ、ありとあらゆることが様変わりしたといっても過言ではない。そして、その変化のスパンはこれからまたどんどん短くなっていくだろうと感じる。
そう考えてみると、今の常識というものは数年後の非常識になっていて、逆に言えば、今の非常識が数年後の常識になるような時代を、僕たちは生きているのだ。
そんな時代背景の中では、キャリアなどの大きな意思決定で迷って「これをやる」と周囲に伝えたときに、誰もが「いいね!」と応援するような選択肢は、むしろリスクが高い。
反対に、自分は「これだ!」と強く信じられるものの、それが周りからはなかなか理解や賛同を得られていないような選択肢にこそ、未来を切り拓く可能性があると思うのだ。
「青年海外協力隊に行くの?留職に行くの?何それ、大丈夫?」
それぐらいの反応が返ってくるような突拍子もない挑戦を選択したほうが、未来の常識を創れる可能性が高いのだ。それに何よりも、自分の意思で周囲が挑戦しないようなことに取り組むのは、大変ではあるものの、最高にやりがいのあることだ。
挑戦をすることのリスクが今ほど少ない時代はない。
そのことを、僕は声を大にしてみなさんに伝えたい。
無論、ここで言う挑戦とは、決して会社を辞めて起業をするということだけを指しているわけではない。そうではなく、どんなに小さなことだったとしても、自分にとってのComfort Zoneを出て、自分らしい挑戦に向けて一歩を踏み出すという意味だ。
自分が何か違和感を覚えたこと、こんなことをやってみたいと少しでも思ったこと。そんな風に自分のアンテナが反応したものに対して何かしらの行動を起こすこと。それがここで言う挑戦だ。
そして、誰かが始めた突拍子もない挑戦を応援してみるということも、立派な挑戦だ。
多くの人がそれぞれの持ち場で自分なりの挑戦を始め、互いの挑戦を応援し合うことができれば、きっと世の中はワクワクした場所に変わっていくはずだ。