ウィズコロナで価値を高める新横浜の“大型研修施設”――その魅力を探る
ウィズコロナで価値を高める新横浜の“大型研修施設”――その魅力を探る
写真提供:株式会社セブン&アイ・ホールディングス
ウィズコロナで価値を高める新横浜の“大型研修施設”――その魅力を探る
【研修室】 セブン&アイグループで実施されるさまざまな研修のスタイルに合わせて、伊藤研修センターには個性豊かな研修室が用意されている。収容人数8名のディスカッションルームから100名規模の大研修室まで全22室。コロナ感染対策を考慮した新しい研修室のほか、オンライン対応の研修用機材やタブレット端末も備え、「学ぶ」ための好環境を整えている。大研修室と中研修室が連結することで、最大464名まで収容可能。コロナ禍の現在は、1日30名ほどのリモートワーク利用者も受け入れている。「リモートワークの使用場所も私たちがしっかり管理し、念入りな消毒とともに、今日はこの部屋、明日はこの部屋、Zoomミーティングで使用する場合は声を大きくしても大丈夫なこの部屋…といったように、適切に振り分けています」(高木センター長談) 拡大画像表示
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【史料室】 正面入り口左手にある「史料室」は、伊藤研修センターの主要施設のひとつ。セブン&アイグループの歴史をたどり、グループ経営理念の伝承を目的にした展示物はまさに一大ミュージアムの様相。創業ゾーン・挑戦ゾーン・革新ゾーン・共創ゾーン・未来ゾーンという5つの展示ゾーンで構成され、過去から現在を経て、未来へと進みゆくセブン&アイグループの実像を知ることができる。来館時に必ずこの史料室を訪れるグループ企業の新入社員を、高木センター長らスタッフが案内し、レクチャーしていく。Z世代と言われる最近の新入社員たちは、SDGsに関係する「未来ゾーン」への注目度も高く、地域貢献や環境保全のために良い仕事をしたいという意思が強いという。「自分たちの仕事がどれだけ社会に役立つのか?という視点から展示を見ています」(高木センター長談) 拡大画像表示
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宿泊室は、バス・トイレを完備した全63室のシングルルーム。車いすでの利用が可能なユニバーサルデザインの居室もある。写真右は、研修仲間と車座になって話し合ったり、憩いの場として貴重な時間を過ごせる和室
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新聞や雑誌なども手に取ることができるミーティングルームは、誰もが長居したくなるような魅力的な空間。セブン&アイのグループカラーである3色ソファも印象的だ 拡大画像表示
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リモートワークの場所としても開放されているライブラリーラウンジ。大小さまざまなテーブルが配置され、間接照明も居心地の良さを演出している。収容人数は28名 拡大画像表示
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各階の廊下にはさまざまな掲示物があますところなく並べられている。研修の休憩時間などに立ち止まって見る人も多く、現在はコロナ禍での各社の取組みを掲示するなど、定期的に展示を更新しているという 拡大画像表示
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研修での来館者はもちろんのこと、リモートワークで施設を利用する従業員に対しても万全な感染対策を施している。各研修室の出入り口はじめ、あらゆる場所にこうした消毒ツールが置かれている 拡大画像表示
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【技能室】 食品を扱う業態を多数展開するセブン&アイグループならではの技能室。鮮魚・精肉・青果の取り扱いをはじめ、惣菜、寿司などの調理や加工技術のトレーニングを存分に行うことができる(全6室)。収容人数は、各室とも20名ほどで、コロナ禍で状況が変わってはいるものの、毎年上半期は新入社員の研修使用で連日満室状態だという。入社後は店舗の各部門に配属されるので、鮮魚売り場に配属されれば鮮魚技能室に、精肉売り場に配属されれば精肉技能室に通い、必要な技能を習得していく。「大学を出て、包丁を生まれて初めて握る若者もいます。そうした新入社員も研修後には魚をしっかりおろせるようになります」(高木センター長談)。商品の模型を利用して売り場づくりの基本を学ぶ「陳列実習室」もある 拡大画像表示
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正面入り口右手(1階)にある「プレゼンテーションルーム」はガラスを隔てた陽光とともに良い学びのできる空間になっている。収容人数は40名(標準使用時) 拡大画像表示
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自然光も差し込む、居心地の良いレストラン・ラウンジ。コロナ禍での制限はあるものの、健康に配慮して提供される食事を研修中の仲間とともに楽しめる。収容人数は198名 拡大画像表示
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インテリアが目を引く、ホテルのラウンジのような吹き抜け空間。正面入り口へと続く、1階と2階を結ぶ階段は赤色のカーペットが“非日常空間”を思わせ、旧態依然とした“研修施設のイメージ”を覆す 拡大画像表