多摩川摩天楼「武蔵小杉」に最後のタワマンが建つ日超高層ビルが並ぶ、新都心のような武蔵小杉。そのほとんどはタワマンだ

武蔵小杉のタワマンは現在14棟

 「ムサコ」と略して呼ばれる街が首都圏には3つある。「武蔵小杉」(川崎市中原区)、「武蔵小山」(東京・品川区)、「武蔵小金井」(東京・小金井市)で、いずれも市街地再開発事業が現在進行中という共通点がある。

 タワーマンションの集積度で日本有数の街となった「武蔵小杉」駅周辺。東急東横線、JR南武線と湘南新宿ラインが乗り入れる交通利便性も預かって、今でもその人気は高い。

 タワマンが並び、大型商業施設「グランツリー武蔵小杉」がある一帯には、以前、青い屋根の東京機械製作所玉川製造所や、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)のグラウンドなどがあった。

 2007年竣工のレジデンス・ザ・武蔵小杉(24階建て)が登場してから、わずか10年で20階建て以上のタワマンがこのエリアだけで14棟も竣工、風景が一変してしまったのだ。

多摩川摩天楼「武蔵小杉」に最後のタワマンが建つ日「小杉町3丁目東地区」の工事現場。2018年11月中旬にも販売開始予定(左)。社宅跡にできた武蔵小杉タワープレイスのツインタワー(右)