髪を切らなくても新しい自分になれる!
自宅でサロン級の満足度のセルフテクニック公開

美容室に行かなくても、髪を切らなくても、髪の印象をガラッと変える方法があると言ったら、どうしますか? 切らないほうがかわいくなると言われたらとうでしょう。
InstagramとTikTokのフォロワー数27万人超えの美容師・小西恭平は、初の単行本『あなたは髪を切らなくても変われる』のなかで、美容師でありながら「髪を切らなくても新しい自分になれる」と断言しています。
この連載では、誰でも必ずかわいくなれる、「シンプルなのに、どこかおしゃれ」な髪型を、自宅にいながら自分でつくる方法をお伝えしていきます。

髪を耳にかけて<br />顔を出したほうが<br />小顔に見える理由【ビフォーアフター】
頭のトップが張っているため、面長に見えていました。もともと横に広がりのあるワイドバングでしたが、さらに前髪の幅を切り広げました。また、顔の両サイドに髪が落ちていると縦長感が出るので、片側を耳にかけて、奥行きを出しました。シャープなあごのラインが魅力的なかわいらしいスタイルになりました。

脱・少女漫画!
顔を隠しても小顔に見えない

 僕の知る限り、アジア人女性は顔まわりを髪で隠したがる方がほとんど。これは少女漫画の影響かなと思っています。でも漫画のように顔まわりを隠しても、小顔効果は得られません。顔まわりを隠しすぎるとただ野暮(やぼ)ったく、顔が膨張(ぼうちょう)して見えてしまうだけ。基本的に顔まわりの髪を左右両方おろしてしまうと、重たい印象になります。

 明るい印象を作るためには、まず顔を出すことが先決。顔まわりの髪を耳にかけるなどして顔を出してみましょう。顔を出すと顔まわりを覆っていた髪の面積が減りますね。一瞬、顔が大きく見えるのでは? と思われるかもしれませんが、髪の面積が減ったことで、正面から見たときに頭がコンパクトに見えるため、顔もすっきりして見えるのです。

 また、片側の髪を耳にかけると小顔効果も得られます。通常、ハチが張った骨格は頭を大きく見せてしまうのですが、左右どちらかの髪を耳にかけると奥行きが出て、頭が小さく見えます。頭が小さく見えると顔も小さく見え、小顔効果に直結します。(次回へ続く)