3ヵ月待ちの、マンツーマン美容コーチング+ヘアメイクレッスン「ビューティチェンジ」で1000人の女性の変身をお手伝いしてきた姉妹ユニットの姉・山口直美さん(ヘアメイクアップアーティスト)と妹のeriさん(メンタルコーチ)の初の著書「激変!ビフォア・アフター-今のあなたを最も美しく魅せるヘアとメイクの法則」が話題。
本書では、女性30代~40代で、多くの人が経験する「今まで似合っていたものが似合わなくなる問題」を、ヘアとメイクを変えることで解決。40代以降でも驚くほどの美の伸びしろがあることが明らかにしている。
本書の中から、少し変えるだけで、劇的に洗練された大人になれる、ヘアやメイクの法則とテクをご紹介する。(初出:2019年12月21日)

【大人の激変ヘアメイク】髪型で一番重要なのは、前髪を含む“顏回りの髪”【書籍オンライン編集部セレクション】写真左:自分メイクのビフォア。
写真右:メイクでメリハリをつけ、髪型は耳を出して外ハネ気味にするとすっきり。

顏回りの髪は、輪郭も補正できる

 前髪を含むフェイスラインの髪は、そのヘアスタイルの要です。なぜなら、長さに関係なく顔の輪郭を形作ることができるから。たとえスーパーロングでも、顔型はフェイスラインの髪だけで補整できます。ですから顔周りの髪の扱いは、綿密に美容師さんと打ち合わせる必要があります。

 一般的に顔型のお悩みで一番多いのが丸顔です。髪でフェイスラインを縁取ると余計に丸さを強調してしまい、垢抜けない印象になってしまいます。なので、パーマをかけたりコテを使って外ハネ気味にさせたり、毛流れを外側に向けましょう。顔の形と逆の方向のカーブを作ることで目線が散り、顔型の印象を変えられます。

 また顔が大きく見える人は、顔のサイドの余白部分を埋めたいので、短いぱっつん前髪ではなく、長めの前髪をサイドに流して斜めラインを入れ、顔に影をつけるテクニックが有効です。つまり、無理にフェイスラインを隠そうとするのではなく、顔周りに縦方向の直線を入れてタイトにすることで、もたつき感を軽減します。

 そして下ぶくれやエラの張りを気にされている方は、斜め前髪と同時に、顎上のレングスで耳横にウェイトがくるひし形シルエットの髪型がおすすめです。

 あとは、耳の見せ具合も印象を左右するポイント。耳前の毛はフェイスラインに沿わせて、耳の後ろ側の毛だけを耳にかければフェイスラインには直線を作りつつ少し軽さを加えられます。顔が左右対称でない人は、片側の髪だけ耳にかけてあえてアシンメトリーな要素を入れることで中和できるでしょう。

 小顔の人におすすめなのは、サイドの髪を全部耳にかけるスタイル。さらにすっきり感がアップします。

 一般的に耳を見せた方がいいかどうかは、毛量や髪の生え方によるところも大きいです。髪が少ない人は無理に髪を耳にかけると貧相になるので、バランスを見ることが肝心です。