たくさん服はあるのに、今日着る服がないのは、あなたが服を持ちすぎているからかも?
新しい服を買うのをやめて、手持ちの服だけで過ごしてみると、意外と定期的に買い続けなくてもおしゃれはできるということが分かってきます。NYで話題の必要最小限の、確実に着る服だけのワードローブのつくり方「プロジェクト333」を紹介した書籍『もう、服は買わない』が2020年12月16日に発売。今回はその中から、新しい服を買っても満足できない理由の一つをご紹介します。

あなたはワードローブにどんな服を選びたいですか?

ファッションのルールを全部無視して<br />服を33着まで減らしてわかったことphoto: Adobe Stock

あなたはワードローブにどんな服を選びたいですか?

もしかすると、こんな問いかけをされたのも、自分に問いかけるのも、初めてかもしれませんね。というのも、私たちは知らず識らずのうちに「これを着なさい」と他人から命じられた服を着ているからです。

雑誌のお勧め、トレンド、それに次から次へとネットショップから送られてくるメールの売り文句。でも、それらから逃れて、本当に自分が「着たい」服を選べるようになれば、あなたが「こう生きたい」と願う人生の後押しをするワードローブができるのです。

ワードローブを変えるだけで劇的に人生が変わることを実感すれば、日々の生活におけるさまざまなものの選択基準についてもよく考えるようになるでしょう。

私が初めてワードローブを33アイテムにしてみた時は、新しい服を買い足さず、手持ちの服だけで33ワードローブをつくりました。そしてスタイリングする際には、ファッションのルールはすべて無視しました。あれから何年もの歳月が流れましたが、今でも私のワードローブには33以下のアイテムしかありません。それでも10年前とはまるでスタイルが違います。

派手な色の服は減り、いっそうシンプルになりましたし、着まわしのきく服が増えました。

あなたのスタイルのテーマはなんですか?

そう尋ねられると、私はいつも「自由」と答えています。

もちろん、ファッション用語としてはふさわしい答えではありませんが、私はワードローブを減らしたおかげで、ルール、服への浪費(時間とお金の両方)、うしろめたさ、見栄といったものから解き放たれ、自由になれたのです。そう、私のスタイルは「自由」なのです。

『もう、服は買わない』では他にも、服の減らし方や、必要最低限のワードローブのつくり方、無駄買いを防ぐ方法などたくさんご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。