メットライフ生命社長に聞く、「顧客思いの会社」2年連続1位になった理由

2年連続で「顧客思いの保険会社」
ランキング1位のメットライフ

――今年の保険特集で、顧客本位と評価できる商品開発やサービスを提供している「顧客思いの保険会社」について、保険のプロ24人にアンケートを行った結果、御社が昨年度に引き続き、2年連続でランキング1位になりました(https://diamond.jp/articles/-/272961)。

 まずは、社員や代理店、ビジネスパートナーの皆さまに感謝の気持ちを伝えたいと思います。今回いただいた評価は、ある特定の人、あるいはある特定のエリアだけで勝ち取った結果ではありません。当社の社員のみならず関係者の一人ひとりが、お客さまにとって正しいことを行ってきた結果だと考えています。この評価は、お客さまの声に耳を傾ける努力が正しい方向に向かっているということを示すとともに、皆さんの熱意と献身的な努力がなければ、成し遂げられませんでした。

 さらに、業界に精通している外部の専門家の方々に、われわれの取り組みについて、このように評価していただけたということは大変に意義深いことです。ただし、サービスの質をさらに向上させて、お客さまとの距離をより一層縮めるためには、まだまだやるべきことがあります。これは、終わることのない道のりであると考えています。

メットライフ生命保険ディルク・オスティン社長今年1月1日にメットライフ生命保険の会長社長最高経営責任者に就任した、ディルク・オステイン氏 Photo by Yoshihisa Wada

――どういったことに取り組んでいきますか。

 全てにおいて、われわれの目的や存在意義を示す「Purpose(パーパス)」が原点となります。当社のパーパスは「ともに歩んでゆく。よりたしかな未来に向けて」です。これは、社員一人ひとりにとって方向性を示す羅針盤であり、全ての行動や大小の意思決定に至るまで指針となるものです。

 もちろん、中核となるステークホルダーはお客さまです。そのお客さまと長きにわたるパートナーになることが私たちの目標です。そして、保険契約の成立が、お客さまとの長い関係の始まりです。生涯にわたるお客さまとの関係において、お客さま一人ひとりの状況に応じて、本当に必要なアドバイスができるように全力を尽くします。

――具体的にはどうされますか。