Q.大阪都構想の賛否を問う住民投票が行われ、反対多数となりました。堀江さんはなぜこのような結果になったと見ますか。また政治家・橋下徹氏をどう評価していますか。

既得権益を得ている人が反対した。政治家・橋下氏はもっと見たい

A.今現在、既得権益を得ている人たちにとっては現状維持がベストの選択肢ですから、全体の最適化や将来のベネフィットがどうなろうが、そんなことには構わず都構想反対に回るでしょう。さらに住民投票でも判断力があまりない層を狙ってキャンペーンを展開します。自民党と共産党の議員が同じ街宣車に乗って演説しているのが、まさにそれを象徴しています。

 都構想の最大の利点は議員や公務員の数の削減、大阪市と大阪府で二重に存在している公共事業の一元化など行政コストの大幅な削減です。したがって生活保護受給者など税の受益者はやはり反対に回ります。

 住民投票で勝とうと思うのであれば、そういう層に対してポピュリズム的に一時的なベネフィットを提示すれば良かったのですが、それを潔しとしなかった。その辺が敗因でしょうね。

 しかし、橋下氏は正々堂々と戦って僅差で敗れた。それ自体は素晴らしい問題提起だったと思います。個人的には、政治家としての彼の姿をもう少し見ていたかったです。

Q.夏に向けてダイエットを行いたいのですが、堀江さんが刑務所で食べたメニューの中で、栄養価の高いお薦めの食事や今でも健康食として食べているようなものはありますか。

ダイエットに栄養価を気にするのは意味がない

A.ダイエットする際に栄養価とかを気にするのは意味ないと思いますよ。ダイエットへの一番の近道は、タンパク質を多めにとって筋トレをして代謝を上げることです。

 おそらく私が刑務所に入ってダイエットしたので、刑務所の食事が健康的でダイエットに役立つと思われているのでしょうが、それは大きな誤解です。単に一日の消費カロリーが決まっている食事で、それ以上に活動してカロリー消費していただけに過ぎません。また過食になりがちな飲酒もできませんでしたし、夜ご飯が17時には終わり、毎日21時に寝ていたのも大きいと思います。

 つまり、ダイエットは食事を一日の消費カロリーを上回らない程度に止め、就寝前3時間くらいは食べないということが大事なのだと思います。刑務所の食事内容そのものがダイエットに役立つわけではありませんから……。