様々な社会基盤や産業モデルなどの「前提システム」が壊れ始めている今、学校で教わる知識ではこの先、戦っていけない。また、情報の価値がますます安くなり、誰もが簡単に情報を入手できる時代、もはや「知識」だけでは武器にならない。この先必要なのは、現行のシステムを批判的に考えられる力であり、それを自力で学び取る独学のスキルである。『知的戦闘力を高める 独学の技法』は、哲学科→美術史修士→電通→BCG→ヘイグループという異色のキャリアを歩み、MBAを取らずに独学で外資系コンサルタントとして活躍する山口周氏が、限られた時間の中で、いかに費用対効果の高い「戦う武器」を手に入れ、実戦で手足のように使いこなすかについて、「戦略」「インプット」「抽象化・構造化」「ストック」の4つのステップから体系化した1冊。お飾りの知的武装ではなく、知識を「使いこなす」ための超実践的な方法を紹介する。この連載では、同書から一部を抜粋・加筆して公開。
知的戦闘力を高める 独学の技法
第23回
「貧弱なアウトプットしか出てこない人」にならないためにやるべき知識の整理法とは?
第22回
「専門バカ」ではなく「本当の知性」を手に入れるために必要な独学のスキルとは?
第21回
古い知識にしがみついてばかりの「残念な人」にならないための効果的なインプット法とは?
第20回
勉強しているつもりが実は「バカ」になってしまう間違った読書法とは?
第19回
独学する人としない人とでは、社会人として「雲泥の差」が出てしまう理由
第18回
世界のエリート養成機関はなぜ「哲学」を教えるのか?
第17回
「経済学」を本当にビジネスで使うための学び方
第16回
なぜ「歴史」を学ぶと未来を予測できるのか?
第15回
リベラルアーツは「社会人としての教養」、ではない
第14回
ピカソもエジソンも「多く生み出した」から成功した
第13回
「常識」を疑える人は、どこが違うのか?
第12回
「知の怪物」ダ・ヴィンチはなぜ膨大なメモを残したのか?
第11回
情報氾濫時代に必要なのは、知識より「使いこなす力」
第10回
本当の教養者は「豊かな人生」をまっとうする
第9回
チェ・ゲバラが「新しい国」をつくるために選んだ参考書がすごい
第8回
成功した人はどのようなキャリアを計画し、実行したのか?
第7回
独学する時、まず「自分が今持っているもの」との掛け算を考える
第6回
ショーペンハウエルは、なぜ「本を読むとバカになる」と言ったのか?
第5回
本当に役立つ独学には「この4つ」が必要
第4回
独学には「学ばないこと」を決める戦略が必要だ