財務省がここまで嫌われる「根本的な理由」とは?
中野剛志
『安倍晋三 回顧録』の財務省批判に対し、元大蔵事務次官・齋藤次郎氏が「荒唐無稽な陰謀論」「財政規律が崩壊すれば、国は本当に崩壊してしまいま…
2023.4.22
衰退するアメリカ、軍事大国化した中国、すでに始まったハイブリッド戦争、そしてコロナウイルスのパンデミック。世界のパワーバランスが音を立てて崩れ、「資本主義」もその姿を大きく変え始めた。経済学、政治学、地政学、国際関係論などを駆使し、凶暴化する世界の「深層」を解き明かす新刊『変異する資本主義』(ダイヤモンド社)が発売される。本連載では、著者・中野剛志氏に本書の内容を踏まえながら、時事問題について論じていただく。
中野剛志
『安倍晋三 回顧録』の財務省批判に対し、元大蔵事務次官・齋藤次郎氏が「荒唐無稽な陰謀論」「財政規律が崩壊すれば、国は本当に崩壊してしまいま…
2023.4.22
中野剛志
スタグフレーションが始まった。物価が上昇しているのに、経済が停滞し、国民所得も増えないスタグフレーションのもとでは、国民の生活は苦しくなる…
2022.4.8
中野剛志
ロシアがウクライナに侵攻したのはなぜか? さまざまな議論があるが、理由は明白。ウクライナがNATOに加盟したら、ロシアの安全保障が危機に陥…
2022.3.1
中野剛志
現在、原油高、物流の混乱、半導体の供給不足などを背景にインフレが起きている。これを受けて、健全財政に固執する論者たちは、「インフレ抑制」の…
2021.12.25
中野剛志
「積極財政は単なるバラマキ」「財政出動はカンフル剤に過ぎない」などの言説が、日本では主流だ。しかし、2010年代のアメリカでは経済政策の考…
2021.12.4
中野剛志
11月16日、米中首脳会談がオンラインで行われたが、アメリカと中国との対立が緩和へと向かう気配は未だない。むしろ、「対立が顕在化」したと見…
2021.11.27
中野剛志
岸田首相は当初、「分配なくして成長なし」と強調していたが、その経済政策の路線を「成長なくして分配なし」へと切り替えつつあるという見方も出て…
2021.11.16
中野剛志
与党が経済対策の一環として現金給付を検討しているが、これを「バラマキ」と呼んで批判する声が多い。矢野・財務次官が、日本は財政破綻に向かって…
2021.11.13