坂井豊貴

(さかい・とよたか)

1975年生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。。横浜市立大学、横浜国立大学、慶應義塾大学の准教授を経て、2014年より現職。人々の意思をよりよく反映させる選挙方式、物を高く売るオークション方式、人と組織を上手く結ぶマッチング方式といった制度設計の研究で、多くの国際業績をあげる。著書には『マーケットデザイン入門』(ミネルヴァ書房)、『社会的選択理論への招待』(日本評論社)といった定番テキスト、および一般向けの『マーケットデザイン』(ちくま新書)、『多数決を疑う』(岩波新書、2016年新書大賞4位)などがある。2015年義塾賞。

多数決の代替案として最適な「ボルダルール」【書籍オンライン編集部セレクション】
坂井豊貴
多数決には、「票の割れ」という致命的な欠陥があるため、多数派の意見さえ反映されない。そのため、坂井豊貴氏は、「ボルダルール」という方法を代替案として提案する。なぜなら、「満場一致に最も近い方法」だからだ。詳細を聞いた。
多数決の代替案として最適な「ボルダルール」【書籍オンライン編集部セレクション】
多数決と暴力は何が違うのか?【書籍オンライン編集部セレクション】
坂井豊貴
皆で何か1つの結論を出すとき、私たちはよく多数決を使う。ときには自分の意見とは違う結果を受け入れないといけない。しかし、なぜそのようなことが許されるのだろうか。「陪審定理」にそって、多数決の正しい使い方について考える。
多数決と暴力は何が違うのか?【書籍オンライン編集部セレクション】
「選択肢が多い選挙」は政党政治をいびつに歪める【書籍オンライン編集部セレクション】
坂井豊貴
本日は衆議院議員選挙の投票日。民意を反映させるはずの選挙が、実は日本の政治をいびつにゆがめているとしたらどうだろう。慶應義塾大学教授の坂井豊貴氏によれば、多数決が持つ「票の割れ」という性質が、政党政治のあり方に強く影響を与えているという。
「選択肢が多い選挙」は政党政治をいびつに歪める【書籍オンライン編集部セレクション】
「選挙に勝った=民意に支持された」は間違い! 投票の前に知りたい「間接選挙の欠点」【書籍オンライン編集部セレクション】
坂井豊貴
衆院選の投票日がいよいよ明日に迫った。政治家の演説や報道番組ではよく「選挙で民意を問う」という発言が聞こえてくるが、そもそも「民意」とは何だろうか?坂井豊貴氏は「選挙結果は民意とは言えない」と断言する。その理由を聞いた。
「選挙に勝った=民意に支持された」は間違い! 投票の前に知りたい「間接選挙の欠点」【書籍オンライン編集部セレクション】
第11回
先の都知事選は都民の意思をきちんと反映したのか「決め方」の専門家が小池氏の勝利を検証する
坂井豊貴
都知事選が終わり、小池百合子氏の圧勝という結果に終わった。しかし、選挙が「多数決」という問題がある決め方を使っている以上、都民の意思を反映しているとは言いがたい。そこで、坂井豊貴氏に都知事選の結果をレビューしてもらった。よりよい決め方である「ボルダルール」を使った場合、小池氏は勝てるだろうか?
先の都知事選は都民の意思をきちんと反映したのか「決め方」の専門家が小池氏の勝利を検証する
第10回
多数決と暴力は何が違うのか?
坂井豊貴
皆で何か1つの結論を出すとき、私たちはよく多数決を使う。ときには自分の意見とは違う結果を受け入れないといけない。しかし、なぜそのようなことが許されるのだろうか。「陪審定理」にそって、多数決の正しい使い方について考える。
多数決と暴力は何が違うのか?
第9回
「多数決で正しい判断ができる確率」を計算する
坂井豊貴
私たちは普段「多数決」という決め方をよく使用する。『「決め方」の経済学』の著者である坂井豊貴氏によれば、多数決で正しい判断をするには、ある条件が必要だという。それは何か。
「多数決で正しい判断ができる確率」を計算する
第8回
多数決に欠陥があったからリンカーンは勝った
坂井豊貴
「1位に3点、2位に2点、3位に1点」のように配点する「ボルダルール」ならば、多数決の欠陥である「票の割れ」を防げる。しかし、有権者の意思をうまく反映すれば、優れた結果を出すわけではない。坂井豊貴氏によれば、アメリカのリンカーン大統領は、ボルダルールでは勝てなかったと指摘する。
多数決に欠陥があったからリンカーンは勝った
第7回
多数決の代替案として最適な「ボルダルール」
坂井豊貴
多数決には、「票の割れ」という致命的な欠陥があるため、多数派の意見さえ反映されない。そのため、坂井豊貴氏は、「ボルダルール」という方法を代替案として提案する。なぜなら、「満場一致に最も近い方法」だからだ。詳細を聞いた。
多数決の代替案として最適な「ボルダルール」
第6回
幸福実現党が出なければ自民党はさらに勝っていた「票の割れ」から見る参院選2016レビュー
坂井豊貴
自民党の圧勝だった先の参院選。『「決め方」の経済学』の著者、坂井豊貴教授によると、なんと「幸福実現党の出馬がなければ自民党の議席はさらに伸びていた」という。それは似た候補者同士で票を喰い合う「票の割れ」という制度上の欠陥に原因があると指摘する。詳細を聞いた。
幸福実現党が出なければ自民党はさらに勝っていた「票の割れ」から見る参院選2016レビュー
第5回
日本政治は「多数決」に翻弄されている!「票の割れ」が与野党に与えるいびつな影響
坂井豊貴
前回では、多数決は「票の割れ」という致命的な結果があるということを解説した。坂井豊貴氏によれば、多数決が持つ「票の割れ」という欠陥のせいで、日本の政治があまりにもいびつに歪められているという。
日本政治は「多数決」に翻弄されている!「票の割れ」が与野党に与えるいびつな影響
第4回
多数決は多数意見さえ反映しない?いちばんみじかな「決め方」の致命的な欠陥
坂井豊貴
「多数決」はあらゆるところで使われている。このところ頻繁に行われる予定の選挙など、最たるものだろう。しかし、坂井豊貴氏によると、「多数決は多数派の意見さえ尊重できないときがある、欠陥だらけの制度」だという。その「欠陥」とは何だろうか。
多数決は多数意見さえ反映しない?いちばんみじかな「決め方」の致命的な欠陥
第3回
すでに「改憲」は行われていた憲法にまで影響を与える「選挙制度」の変遷
坂井豊貴
自民党、公明党をはじめとする改憲勢力が3分の2を超えた今回の参院選。これで改憲への国民投票を発議するハードルをクリアしたことになる。坂井豊貴氏によると、この「改憲ハードル」は、1994年の選挙制度改革ですでに低くなっていたという。詳細を聞いた。
すでに「改憲」は行われていた憲法にまで影響を与える「選挙制度」の変遷
第2回
「選挙に勝った=民意に支持された」は間違い!参院選の前に知りたい「間接選挙の欠点」
坂井豊貴
間もなく参院選が始まる。政治家の演説や報道番組ではよく「選挙で民意を問う」という発言が聞こえてくるが、そもそも「民意」とは何だろうか?坂井豊貴氏は「選挙結果は民意とは言えない」と断言する。その理由を聞いた。
「選挙に勝った=民意に支持された」は間違い!参院選の前に知りたい「間接選挙の欠点」
第1回
「国民投票」は危険?選挙前に知りたいイギリスEU離脱から見る「投票の意味」
坂井豊貴
6月24日、イギリスで行われたEU離脱をめぐる国民投票では、「離脱」が「残留」を上回り、世界中で動揺が起きている。報道のなかには「国民投票という制度が危険だ」という論調さえ見られる。これは正しいのだろうか。
「国民投票」は危険?選挙前に知りたいイギリスEU離脱から見る「投票の意味」
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