長坂誠司
2021年4月12日、金融庁は「金融事業者における顧客本位の業務運営のさらなる浸透・定着に向けた取り組みについて」と題する発表を行い、金融事業者の顧客本位の取り組みに対し、形だけではない実効性のある改訂案の報告を求めた。金融庁の本気度と共に、そのポイントを解説しよう。

コロナ禍において、保険代理店の業務品質基準に対するスタディーグループが開かれ、体制整備ガイドラインの改定も行われた。その内容を分析するとともに、代理店側がかねて不満に思っていた事案について検証する。

コロナ禍で定着しつつある非対面での保険募集「オンライン募集」。保険会社のルール作りが急務となっているが、その波は損保プロ代理店にも押し寄せていることはあまり知られていない。

訪問販売や保険ショップ、通信販売、インターネット専業の保険販売といった既存の販売チャネルに加え、新型コロナのまん延で「オンライン募集」が出現した。保険会社は慎重だが、保険募集の現場ではすでに定着しつつある。その要諦をお伝えする。

秋から始まる関東財務局の「60社ヒアリング」に向けて、事前アンケートの配布が始まった。改正保険業法が施行されてから3年、財務局はいったい何を調査しようとしているのか。そのポイントについて解説する。

第6回
改正保険業法の施行から丸3年が経過し、いよいよ今年の秋から財務局による保険代理店への検査が本格的にスタートする。財務局が注目する検査のポイントについて複数回にわたって解説する。
