
阿部哲太郎
マイクロソフト、グーグルなど米巨大ITが相次ぎ、主要電源としての原子力発電に本腰を入れ始めた。AI(人工知能)の普及で爆増したデータセンターで使う電力を賄うためだ。米トランプ政権も新エネルギーを後押しする政策を打ち出し、小型原子炉の需要に弾みがつく中、原発を支える部材や技術の供給で強い日本メーカーに株式市場も注目し始めた。

#6
生成AIの性能を決める「データセンター」では日本の電子部品が大量に使われている。コンデンサーや電池、センサーで高性能品を供給するトップメーカーに需要が殺到している。AIサーバーで成長期待大の日本企業8社を、業界のプロが厳選した。

#4
汎用型の生成AIは企業の専門業務に対応できない。そこで、生成AIをカスタマイズして個別のビジネス現場への実装を可能にするソフトウエアや、IT人材サービスの人気が高まっている。生成AIで注目が集まるソフトウエアや人材関連の日本企業8社を、業界のプロが厳選した。

「ChatGPT」の登場以降、世界的にユーザーが爆増している「生成AI」。その性能の鍵を握るのがデータセンターだ。AI半導体を搭載した高性能サーバーを数千台規模で収容する大規模データセンターでは、光通信や熱処理に関連する機器の需要が高まっており、それらを供給するメーカーに株式市場の注目が集まっている。

#2
脱炭素時代に“省エネの切り札”として需要が激増しているパワー半導体。今のところ世界シェアでは欧米勢が上位を占めるが、次世代パワー半導体といわれる「SiC(炭化ケイ素)」や「GaN(窒化ガリウム)」の新技術では日本勢も負けてはいない。パワー半導体でシェア奪還の潜在力を持つ日本企業15社を厳選して紹介する。

#1
半導体市場は2024年に空前の活況を迎えそうだ。その起爆剤は「ChatGPT」に代表される「生成AI」ブームだ。AIに不可欠な先端半導体に巨大な需要が発生しており、世界の半導体メーカーに製造装置や技術・材料を供給する、“技術に強み”を持つ日本企業にも強い追い風が吹き始めている。
