2024.12.9 トランプ三本柱政策の日米経済「3つのリスク」、影響も裁量も大きい関税政策の不確実性 トランプ第2期政権の減税や関税引き上げ、移民規制強化の三本柱の政策の日米経済への影響度を分析すると、関税引き上げは米景気下押しや在米日本企業の減益、日本からの輸出減少につながり、財政政策や移民規制は米金利上昇、インフレとなりドル高…
2024.9.25 FRB利下げ開始でドル円相場は「25年末130円台半ば」、日米金利差縮小は緩慢 FRBが利下げを開始したが、市場は2025年末にかけて計約2%幅の利下げと米景気の軟着陸をすでに織り込んでいる。日本銀行の金利正常化も進むが、日米金利差の縮小は緩慢で、ドル円は円高基調だが24年末は1ドル=140円前後、25年末は130円台半ば程度…
2024.6.5 円キャリー取引「魅力度」はリーマンショック前並みの高水準、年後半の円高転換も緩やかに 為替介入実施後、日米金利差が縮小する場面でもじりじり円安が進むのは、円キャリートレードが活況なことが寄与している可能性がある。金利差とドル円の予想変動率を加味したキャリートレードの投資妙味を示す指数は高水準だ。日米の金融政策修正が…
2024.4.6 34年ぶり円安はどこまで進むのか、米インフレ長期化だけでない「円安構造要因」 約34年ぶりの円安の要因は米国のインフレが予想以上に長期化しそうなことによる日米金利差拡大が大きいが、2010年頃を境に貿易黒字消滅や対外直接投資増加、「デジタル赤字」拡大などの円の需給面から円安圧力が強まっていることがある。この構造的…