河野真太郎

専修大学国際コミュニケーション学部教授

専門は英文学とカルチュラル・スタディーズ。著書に『増補 戦う姫、働く少女』(ちくま文庫)、『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)、『この自由な世界と私たちの帰る場所』(青土社)など。

『水星の魔女』『梨泰院クラス』『銀の匙』…「起業もの」はなぜ受けるのか?
河野真太郎
起業物語がアニメや漫画、ドラマなどで大々的に流行している。昨年大きな話題を呼んだ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』もそうだ。なぜここまで起業物語が流行しているのか?筆者によれば、その背景には、リアル社会で進む新自由主義的な変革があるという。※本稿は河野真太郎『はたらく物語: マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える8章』(笠間書院)の一部を抜粋・編集したものです。
『水星の魔女』『梨泰院クラス』『銀の匙』…「起業もの」はなぜ受けるのか?
マンガ『3月のライオン』を深読み「プロ棋士の主人公」が高校編入で手に入れたかったものは?
河野真太郎
羽海野チカの傑作将棋漫画『3月のライオン』(白泉社/連載2007年~現在)では、主人公のプロ棋士が奇妙な立ち回りを見せる。親を失い、生きるために駒と向き合わざるをえなかった17歳が、わざわざ高校に編入するのだ。一見すると、マルクス的な「疎外」された歯車労働からの脱却だが、筆者によればさらに深読みができるという。※本稿は河野真太郎『はたらく物語: マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える8章』(笠間書院)の一部を抜粋・編集したものです。
マンガ『3月のライオン』を深読み「プロ棋士の主人公」が高校編入で手に入れたかったものは?
『3月のライオン』プロ棋士の主人公・桐山零が1年遅れで高校入学した「意外なワケ」
河野真太郎
羽海野チカによる将棋漫画の傑作として名高い『3月のライオン』(白泉社/連載2007年~現在)。親を失い、生きるためにプロ棋士にならざるをえなかった17歳を主人公とする物語だ。リアルの社会における「標準的な働き方」の変化を追う研究者である筆者にとって、プロ棋士という例外的な労働はおおいに興味深いのだという。本稿は、河野真太郎『はたらく物語: マンガ・アニメ・映画から「仕事」を考える8章』(笠間書院)の一部を抜粋・編集したものです。
『3月のライオン』プロ棋士の主人公・桐山零が1年遅れで高校入学した「意外なワケ」
「仮面ライダー」はなぜ正義の味方と呼ばれないのか?ショッカーの“斬新さ”とは
河野真太郎
1971年に放送開始された『仮面ライダー』では、主人公の本郷猛が悪の秘密結社ショッカーと死闘を繰り広げた。古今東西、人間はみずからよって立つ正義を旗印に戦ってきたものだが、本郷猛は違う。庵野秀明が丁寧にアレンジした『シン・仮面ライダー』を補助線にして、本郷猛と盟友・一文字隼人の物語を追う。
「仮面ライダー」はなぜ正義の味方と呼ばれないのか?ショッカーの“斬新さ”とは
「プリキュア」の大人もハマる魅力とは?主人公はワンオペ育児、敵は部長や課長…
河野真太郎
『美少女戦士セーラームーン』を見慣れていた変身ヒロインファンに、衝撃を与えた『ふたりはプリキュア』。この第一作から数えて、シリーズはとうとう20作目に突入した。つねに「多様性」を中核キーワードに据えて進化するなかでは、男の子がプリキュアに変身する場面や、主人公が育児を手掛ける展開すらあった。同シリーズが打ち出す新しいヒーロー像とは?
「プリキュア」の大人もハマる魅力とは?主人公はワンオペ育児、敵は部長や課長…
「半沢直樹と大門未知子のスカッと感」のルーツ?昭和ヒーローに見る“お上と民”の対立軸
河野真太郎
硬直した官僚組織に立ち向かう、強烈な個人の物語を、日本人は大歓迎する。半沢直樹や大門未知子の立ち回りに胸のすく思いをした向きは多いだろう。こうした作品に至るまでの日本ドラマ史において、決定的な役割を果たした4作を振り返ってみたい。
「半沢直樹と大門未知子のスカッと感」のルーツ?昭和ヒーローに見る“お上と民”の対立軸
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