安田峰俊
理由を知ってゾッとする…中国人旅行者が日本で「漢服」を着て歩いたワケ
日本といえば侍や忍者を思い浮かべる外国人がいるように、日本人の中にも、中国といえばチャイナドレスという人は少なからずいるだろう。しかし、現代の中国人はチャイナドレスをほとんど着ることはなく、流行しているのは漢服だという。中国のファッション事情と背景にあるナショナリズムについて解説しよう。※本稿は安田峰俊著、『民族がわかれば中国がわかる 帝国化する大国の実像』(中公新書ラクレ)の一部を抜粋・編集したものです。

国際政治をウラから操る?怪しい都市伝説が飛び交う「客家」の真実
中国の鄧小平、台湾の李登輝、シンガポールのリー・クアンユーなどを輩出したとして、「国際政治や経済を裏側から動かすネットワークを持つ」といったミステリアスなイメージとともに語られる、中国の民族「客家」。しかし、事実を丁寧に見ていくとイメージとはかけ離れた真実が見えてくる。中国の専門家が客家の実態に迫る。※本稿は安田峰俊著、『民族がわかれば中国がわかる 帝国化する大国の実像』(中公新書ラクレ)の一部を抜粋・編集したものです。

「かわいい!」中国で消滅しかけた象形文字がブーム化…でも復活を喜べない悲しいワケ
「中国には象形文字を今も使っている人たちがいる」と知って驚く人もいるのではないか。中国雲南省の少数民族ナシ族の「トンパ文字」は、まるで絵のようなかわいさもあり、キリビバレッジが商品のパッケージデザインに使うなど、日本でも知られつつある。だが、この文字、一度消滅しかけ、復活した経緯がある。そして、商業的に利用される中で、本来の意味を失い始めている。かわいい文字の裏に隠された中国のマイノリティ文化の破壊とは。※本稿は安田峰俊著『民族がわかれば中国がわかる 帝国化する大国の実像』(中公新書ラクレ)の一部を抜粋・編集したものです。

日本人研究者の論文で脚光「首が短い首長竜」の謎に満ちた生態
ネッシーなどの未確認生物のモデルとして知られ、日本でも親しまれている首長竜。中国では1978年に“首の短い”首長竜が発見されたものの、当時はあまり注目されなかった。ところが、日本人研究者らが発表した論文により、20年以上もの時を経て脚光を浴びることになったという――。本稿は、安田峰俊著・田中康平監修『恐竜大陸 中国』(角川新書)を一部抜粋・編集したものです。

「たった1文字」の新種の恐竜、研究者の理解を超えた前代未聞の「変な特徴」とは?
日本語のカタカナたった一文字で表される恐竜「イ」。2007年に発見されたばかりの“空飛ぶ恐竜”は、大きさがカササギ程度、体重は380グラムほどと、とても小さな生き物である。そんな「イ」が中国で発見された経緯や研究結果を、中国通で恐竜マニアの安田峰俊氏が解説する。本稿は、安田峰俊著・田中康平監修『恐竜大陸 中国』(角川新書)を一部抜粋・編集したものです。

「恐竜に羽毛が生えていた」世紀の発見をもたらした中国の「欲深い化石ハンター」の正体
恐竜には羽毛が生えていたとされる研究結果は、この4半世紀で定着した。世界的な大発見だったが、その始まりは中国の農民による盗掘だったことはあまり知られていない。世紀の発見と中国の盗掘の闇を安田峰俊氏が描く。本稿は、安田峰俊著・田中康平監修『恐竜大陸 中国』(角川新書)を一部抜粋・編集したものです。
