仁科充乃
ファミリーハートの商品のネーミングセンスの悪さにも辟易(へきえき)した。そこには、お客の立場に立って考えていない姿勢が凝縮されていた。わが店は、コンビニ大手「ファミリーハート」(仮称)と契約を結ぶ郊外店。私は今も現役のオーナーで、書いたのは30年間で実際に私が体験したことだ。

わが店は、コンビニ大手「ファミリーハート」(仮称)と契約を結ぶ郊外店。大手の電機メーカーの工場に勤めているという村田さんがバイト求人に応募してきた。 年齢的にも難しいのではないかと思ったが、どうしてもとすがられ、週3日のバイトに入ってもらうことにした。

近隣にコンビニが増え、店舗の乱立で売上げは激減。お客の取り合いばかりでなく、従業員も奪い合いとなり、今では時給を上げても応募者はゼロ。わが店は、「ファミリーハート」(仮称)とフランチャイズ契約を結ぶ郊外店で、私は今も現役のオーナーだ。コンビニは日本社会の縮図。コンビニを通じての人間模様と社会の変化、そしてコンビニオーナーの痛みや喜び...。書かれているのはすべて30年間で実際に私が体験したことである。

今、みんなが食べているもの、読んでいるもの、流行っているもの、そのすべてがコンビニに揃っている。「ファミリーハート」(仮称)とフランチャイズ契約を結ぶ郊外店で、私は今も現役のオーナーであり、本名を明かすことはできない。が、書かれているのはすべて30年間で実際に私が体験したことだ。店頭でコンビニの変化をずっと見続けていると、人々のものの捉え方、考え方の変化もまたよくわかる。コンビニは日本社会の縮図なのだ。

休日が取れなくなって、今日で1057日目。もう3年近く、1日も休んでいないことになる。わが店は、コンビニ大手「ファミリーハート」(仮称)とFC契約を結ぶ、関東地方の郊外店。私は今も現役のオーナーであり本名を明かすことはできないが、30年間で実際に私が体験したことを書いている。
