林 行成

國學院大學経済学部教授

はやし・ゆきなり/1972年生まれ。専門は医療経済学。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。公益財団法人医療科学研究所特別研究員、広島国際大学医療福祉学部専任講師、同准教授、教授を経て、2024年より現職。

がん検診は必要?早期発見メリットはあるが、「がんを見つけすぎてしまう」問題が深刻すぎる
林 行成
日本人の死因第1位であるがんの「5年生存率」は年々上昇している。一方で、検診による早期発見が必ずしも死亡率減少につながらない可能性や、「見つけすぎ」による過剰診断の問題が指摘されている。国はがん検診の受診率50%以上を目標とするが、進行性と非進行性のがんは技術的に識別できず、科学的根拠の乏しい検査も多い。適切な検診との関わり方を考えたい。※本稿は、林 行成『知っておきたい医療リテラシー 日本の医療の効率と公平を問う』(日本評論社)の一部を抜粋・編集したものです。
がん検診は必要?早期発見メリットはあるが、「がんを見つけすぎてしまう」問題が深刻すぎる
ジェネリック医薬品を使うと医療費が高くなる!?意外と知らない「薬価の真実」
林 行成
私たちの医療費に直結する薬の値段は、どのように決められているのか?薬価基準制度による毎年の薬価改定は、医薬分業を促進し、薬価差益を縮小させる一方で、ジェネリック医薬品の普及という新たな課題も生んでいる。医療費抑制と新薬開発促進、そして安全な薬の安定供給をバランス良く実現するため、薬価制度の今後のあり方を考える。※本稿は、林 行成『知っておきたい医療リテラシー 日本の医療の効率と公平を問う』(日本評論社)の一部を抜粋・編集したものです。
ジェネリック医薬品を使うと医療費が高くなる!?意外と知らない「薬価の真実」
国民1人当たりの医療費が「西高東低」のワケ、地域格差を生んだ意外な“真犯人”とは?
林 行成
医療費には地域格差が存在する。西日本が東日本より高額な「西高東低」現象は、病床数などの医療資源と関連していた。この格差により、高医療費の地域の医療費を、医療費が低い地域住民の保険料・税金が支える不公平な構造が生じている。要因を探ると、全国の大学の医学部配置と、これにともなう医療資源の偏在が明らかとなった。※本稿は、林 行成『知っておきたい医療リテラシー 日本の医療の効率と公平を問う』(日本評論社)の一部を抜粋・編集したものです。
国民1人当たりの医療費が「西高東低」のワケ、地域格差を生んだ意外な“真犯人”とは?
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