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2016年10月7日公開(2016年10月7日更新)
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ザイ編集部

迫る米国の大統領選&利上げで株はどうなる?
米利上げがあっても、誰が大統領になっても
今買いのニコンなど米国関連株9銘柄を公開!

株式市場で注視されているのが、米国の利上げの行方だ。9月の利上げは見送られ、現在は12月の利上げがあるかどうかに注目が集まっている。また、もう一つ注目なのが米大統領選の結果だ。今回はこの2点を踏まえ、今買うべき銘柄を教えよう。

米利上げが1回なら大幅な円安はない
円高になることも想定しておくこと!

 まずは米国の利上げについて。

 第一生命経済研究所の藤代宏一さんは12月の利上げを想定しているが、年内1回の利上げでは円安トレンドへの転換はないと予測している。

 「米国の利上げで日米の金利差が拡大すれば、高金利通貨のドルが買われ、ドル高円安になると言われています。しかし、その後も継続的な利上げを行なえるほど、米国経済は好調ではないため、再び大きく円安が進むとは考えにくいでしょう」

 確かに、現状の米国経済は、良い指標と悪い指標が混在しているのも事実。

 「2015年12月に米国は利上げを開始しましたが、実際、そこからドル安円高トレンドに転じたのです。米国の利上げが行われれば円安に転じるとは限らないのです」(藤代さん)

 確かに2015年12月の利上げ前は、利上げ期待の高まりで円安が進んだが、ドル・円は利上げ決定前にピークをつけて、利上げ決定後の12月下旬以降は円高トレンドに転じている。米利上げ後に円安が来ると思い込まず、円高に振れることも頭の隅に置いておくのがよさそうだ。

ヒラリーとトランプの共通点はインフラ投資!
中でも高機能の新道路建設関連株に注目

 米利上げとともに、今後の株式市場に大きな影響を与えるのが、11月8日に予定されている米大統領選挙だ。現状ではヒラリー有利との報道もあるが、まだまだどちらが大統領に就任してもおかしくない。しかし、どちらがなっても、確実に実施する政策があると、米国在住のコンテクスチュアル・インベストメンツLLCの広瀬隆雄さんは語る。

 「ヒラリー氏とトランプ氏も、ともにインフラ投資が公約の目玉。リーマン・ショック以降、米国は、おもに中央銀行による金融緩和政策で、経済を支援してきました。しかし、財政出動も必要という意見が日増しに強まっているのです」

 しかも、米国では道路や橋、水道などのインフラの劣化が問題視されている。ヒラリー氏は、インフラ投資に5年間で2750億ドル(約28兆円)の投資を行なうと公約。一方の、トランプ氏は「2750億ドルの少なくとも2倍。実際にはそれ以上必要になる」と発言している。こういった流れの中、公共工事に強い株が復活するとレオス・キャピタルワークスの藤野英人さんは見ている。

 「まずは、コマツ(6301)などのオールドな株です。さらに、これからのインフラは、自動操縦車やドローンの運行に対応した設備を備えたものになるはず。また、インフラの整備と同時に、エネルギーの効率利用などのために、街灯などに各種センサーを設置するケースも増えています。つまり、IoTやエレクトロニクス関連などにも効果が波及するのです」

 今後も円高が続きそうだが、そのデメリットを打ち消すほど、業績を伸ばす可能性を秘めているのが、米国で恩恵を受ける高機能を搭載した道路などのインフラ関連の株なのだ。

 これを受けて、ザイがピックアップしたのが表の9銘柄。いずれも米国の道路などとともに投資が行われると予想される分野の主力銘柄だ。

最低購入金額(9/5) PER PBR 最新株価
【会社名(コード)】ニコン(7731)
15万円 20.4倍 1.14倍
ニコン(7731)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)はこちら
【コメント】
コンクリートのひび割れを自動検出する技術を開発。インフラの管理が効率的に。
【会社名(コード)】パナソニック(6752)
11万円 17.0倍 1.45倍
パナソニック(6752)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)
【コメント】
米コロラドでスマートシティ事業に参入。カメラやセンサー搭載の街路灯などを提供。
【会社名(コード)】TDK(6762)
74万円 18.7倍 1.38倍
TDK(6762)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)
【コメント】
センサー事業強化中で、自動車や産業機器向けセンサー部品を手掛ける海外企業を買収。
【会社名(コード)】IHI(7013)
30万円 21.3倍 1.47倍
IHI(7013)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)
【コメント】
米国で蓄電池を使用した次世代電力システム事業に参入。米国売上高比率は22%。
【会社名(コード)】オムロン(6645)
35万円 15.6倍 1.67倍
オムロン(6645)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)
【コメント】
制御機器が主力。自動運転車のセンサーや、電子部品、自動改札機などを展開する。
【会社名(コード)】住友電気工業(5802)
15万円 12.3倍 0.90倍
住友電気工業(5802)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)
【コメント】
光ファイバーなどの通信インフラに強み。クリントンは通信インフラ投資に積極的。
【会社名(コード)】クボタ(6326)
15万円 14.9倍 1.68倍
クボタ(6326)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)
【コメント】
NTTコミュニケーションズと提携し、農機や環境事業などのグローバル展開を加速
【会社名(コード)】コマツ(6301)
23万円 23.4倍 1.42倍
コマツ(6301)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)
【コメント】
交通インフラや公共投資などに必須の会社。米国売上高比率も35%と高い。
【会社名(コード)】ショーボンドホールディングス(1414)
46万円 18.9倍 1.93倍
ショーボンドホールディングス(1414)(楽天証券のチャート画面へ遷移します)
【コメント】
道路、鉄道などの社会インフラ分野を中心に補修・補強などの事業を展開。

 


 今好評発売中のダイヤモンド・ザイ11月号では、こうした米国関連株ほか、今ならではの株の儲け方が満載の「株で今儲ける20の方法」を大特集。ETFを通じてまだまだ日銀が買ってくる好業績銘柄や、「10月25日上場が決まったJR九州は買いなのか?」「別冊付録・桐谷さん監修 株主優待株必勝管理ノート」などの情報も満載だ。わかりやすいコメント付きで気になる株を激辛で診断した「人気株500の売り・買い診断」、そして3カ月に一度の割安度が一目でわかる「上場全3615銘柄の最新理論株価」も載っている。ダイヤモンド・ザイ11月号は全国の書店にて好評発売中。アマゾン楽天ブックスなどのネット書店でも送料無料で発売中。 

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