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2017年8月20日公開(2017年8月21日更新)
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ザイ編集部

任天堂やソニ―、日立、ドコモなど、人気の20銘柄の
第1四半期の決算をズバリ判定! 滑り出し好調で、
今期、上方修正が濃厚な「儲かる銘柄」を狙おう!

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中間や通期の決算で上方修正が濃厚な銘柄を狙い撃ち! 任天堂やソニー、日立、NTTドコモなど。人気銘柄の第1四半期の決算を分析して「買い」かどうかを判定!

8月21日(月)発売のダイヤモンド・ザイ10月号「第1四半期速報! 上方修正必至の好スタート株13」特集では第1四半期決算の”通信簿”を作成して、「好調な滑り出し」から中間決算での上方修正が狙える株の見つけ方と、「買い」の13銘柄を紹介している。

今回はその中から、人気銘柄の第1四半期の決算内容の傾向と、任天堂やソニー、日立など人気の20銘柄の第1四半期の決算内容の“通信簿”をピックアップ!

第1四半期の業績はどうだった?
電機、化学、工作機械、FA(工場自動化)などで上方修正続出!

 産業用ロボットで有名な「安川電機(6506)」の通期予想の上方修正で幕を開けた3月期決算企業の第1四半期(4~6月)の決算発表。「日本電産(6594)」や「三菱電機(6503)」なども上方修正を発表した。

 「上方修正が多いのは圧倒的に電機、次いで化学。これが今の時代のトレンド」と説くのは、マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆さん。AIにロボット、IoT、自動運転と、最先端分野では電子部品や電子材料が不可欠で、業績の上ブレに直結している。また、それらの製造のために「工作機械のような設備投資関連、FA(工場自動化)関連でも上方修正が続出」と、岡三証券シニアストラテジストの小川佳紀さん。

 もちろん、まだ1年の25%が終わった段階。好スタートを切った銘柄でも、慎重な姿勢を崩さずに、通期の業績予想を据え置いた会社のほうが圧倒的だが、8月4日までに発表を終えた企業の7割以上が増益を達成。財産ネット企業調査部長の藤本誠之さんはこう分析する。

 「世界的に景気がよかったため、昨年と比べて製造業が概して好調で、不振が続いた海運も底入れしました。想定為替レートの平均が1ドル=108円程度で、実勢レートは2円以上も円安だったことから、それだけでも上ブレ要因となります」

 内需系でも、空前の人手不足が追い風の人材関連や、「スタートトゥデイ(3092)」のようなeコマースが好決算だった。自動車関連は好調・不調がハッキリ分かれる形に。

 「『ホンダ(7267)』は上方修正したものの、市場はもっと高い期待を抱いていましたし、「日産自動車(7201)」や「マツダ(7261)」は減益。完成車メーカーは厳しい内容です。ただし、「デンソー(6902)」が上方修正したように、自動車部品は好決算でした」(岡三証券シニアストラテジスト・小川さん)

人気の20銘柄の第1四半期決算をチェック!
日立製作所とソニーは最高益スタート!

 最後に、気になる人気株20銘柄の第一四半期決算について、専門家による評価を紹介しよう。判定してくれたのは村瀬智一さん、田代昌之さん、小林大純さん(以上フィスコ)、和島英樹さん(ラジオNIKKEI)。

 「ヤフー(4689)」や「コマツ(6301)」、「新日鐵住金(5401)」の業績は復調となるも、「村田製作所(6981)」や「三菱重工業(7011)」は減益に。また、「日立製作所(6501)」と「ソニー(6758)」は、最高益でのスタートとなった。

人気の株20銘柄の「第1四半期決算」通信簿
評価 対通期
営業利益進捗率
前年同期
売上高伸び率
前期同期
営業利益伸び率
予想
PER/PBR
最新の株価
買い 日立製作所(東1・6501)
20.9% -2.0% 44.1% 12.0/1.21倍
日立製作所(東1・6501)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】日立物流などを連結対象外としたため微減収も、営業利益と利益率は第1四半期では過去最高。IoT事業も順調。
買い ソニー(東1・6758)
31.5% 15.2% 180.5% 2.23/50.8倍
ソニー(東1・6758)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】半導体が絶好調でテレビやデジカメも想定以上。第1四半期では過去最高の営業利益。予想据え置きは保守的
買い エムスリー(東1・2413)
26.5% 21.1% 23.9% 50.8/14.06倍
エムスリー(東1・2413)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】メディカルプラットフォームは2ケタ増益。治験プロジェクトも順調。海外は米国が売上げ、利益とも拡大。
強気 ヤフー(東1・4689)
― % 4.1% 2.6% ―/3.03倍
ヤフー(東1・4689)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】売上高が前年同期比で4% 超、税引前利益が同10%超の伸び。ヤフオクの流通総額拡大が再び加速している。
強気 新日鐵住金(東1・5401)
36.0% 29% 黒字転換 ―/0.81倍
新日鐵住金(東1・5401)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】営業利益、経常利益とも前年同期は赤字だったが、内外で鉄鋼需要が底堅かったことから今期は黒字転換を達成
評価 対通期
営業利益進捗率
前年同期
売上高伸び率
前期同期
営業利益伸び率
予想 PER/PBR 最新の
株価
強気 武田薬品工業(東1・4502)
108.3% 3.3% 27.5% 34.1/2.45倍
武田薬品工業(東1・4502) 最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】営業利益はすでに通期計画の数値を超過。潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンティビオ」が業績を牽引。
強気 任天堂(東1・7974)
24.9% 148.6% 黒字転換 117.6/3.59倍
任天堂(東1・7974)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】売上高が前年同期比で約2.5倍に。スイッチは品薄が続き、秋にも大作を投入予定。通期業績上方修正の余地大
強気 NTTドコモ(東1・9437)
29.0% 2.5% -7.0% 15.5/1.74倍
NTTドコモ(東1・9437)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】営業利益が前年同期比で7%の減益となったが、通期計画に対する進捗率は29%台で、まずまずの好発進に。
強気 コマツ(東1・6301)
33.6% 44.2% 75.9% 31.5/1.79倍
コマツ(東1・6301)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】買収した米鉱山機械会社の寄与もあって、売上高が前年同期比44%増、税引前利益が同99%増を記録。
強気 ファナック(東1・6954)
29.8% 32.1% 20.6% 33.4/3.23倍
ファナック(東1・6954)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】FA関連が好調で、通期予想を当初の減益から一転し、10%超の増益に上方修正。想定為替100円は維持。
評価 対通期
営業利益進捗率
前年同期
売上高伸び率
前期同期
営業利益伸び率
予想 PER/PBR 最新の
株価
強気 日本航空(東1・9201)
16.2% 5.9% 12.0% 12.2/1.35倍
日本航空(東1・9201)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】旅客単価の向上などで経常利益が前年同期比25%増で、増配と通期見通しを上方修正。減益率が縮小へ。
強気 パナソニック(東1・6752)
25.1% 5.1% 16.9% 23.2/2.24倍
パナソニック(東1・6752)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】車載関連が増収増益を遂げ、営業利益が前年同期比17%増に。下期は子会社化したパナホームも寄与。
中立 トヨタ自動車(東1・7203)
31.0% 7.0% -10.6% 10.7/1.06倍
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【銘柄コメント】通期予想を上方修正したが想定線。為替前提を105円から110円に変更。第1四半期マツダと資本提携を発表。
中立 三菱商事(東1・8058)
― % 17.6% 18.6% 9.0/0.82倍
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【銘柄コメント】市況の好転に伴って豪州石炭事業の利益が拡大したことなどが奏功し、税引前利益が前年同期比19%増に。
中立 オリエンタルランド(東1・4661)
25.0% 2.7% 10.0% 41.4/3.99倍
オリエンタルランド(東1・4661) 最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】ディズニーシーの新アトラクション効果で入園者が増加。通期は対前期比で減収減益予想だが、上ブレ着地も。
評価 対通期
営業利益進捗率
前年同期
売上高伸び率
前期同期
営業利益伸び率
予想 PER/PBR 最新の
株価
中立 東日本旅客鉄道(東1・9020)
29.4% 2.0% 4.3% 14.0/1.53倍
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【銘柄コメント】駅ナカ事業も順調で、売上高、営業利益、経常利益のいずれも小幅ながら前年同期比でプラスを達成している。
中立 富士通(東1・6702)
2.7% 2.5% 黒字転換 11.9/1.93倍
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【銘柄コメント】前年同期は赤字だった営業利益が黒字転換を果たしたが、通期計画に対する進捗率は低く、構造改革の道半ば。
中立 みずほFG(東1・8411)
― % 1.6% -25.9% 9.0/0.58倍
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【銘柄コメント】経常利益が前年同期比26%減。他のメガバンクが好調であるだけに、マイナス金利の逆風は理由にならない
中立 三菱重工業(東1・7011)
7.0% 4.8% -35.0% 14.8/0.82倍
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【銘柄コメント】ライバルの日立が最高益を記録する中で、25%営業減益と苦戦。MRJの開発費用が負担となった。予想は維持。
中立 村田製作所(東1・6981)
18.1% 5.4% -15.9% 23.1/2.80倍
>村田製作所(東1・6981)最新の株式チャートはこちら!(楽天証券の公式サイトに遷移します)
【銘柄コメント】中国スマホメーカーで部品の在庫調整が表面化し、営業利益が前年同期比16%減。通期予想は据え置いた。
株価データなどは2017年8月2日時点。「前年同期営業利益伸び率」について、三菱商事は税引き前利益で比較、みずほFGは経常利益で比較。

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 今回は、8月21日(月)に発売するダイヤモンド・ザイ10月号「第1四半期速報! 上方修正必死の好スタート株13」のなかから、企業の第1四半期の業績の傾向と、人気の20銘柄の第1四半期の通信簿を紹介した。ダイヤモンド・ザイ10月号では、ほかにも第1四半期決算での「好調な滑り出し」から中間決算での上方修正が狙える株の見つけ方と、「買い」の13銘柄を紹介しているので、チェックしてみてほしい。

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