個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!
2015年7月28日 ザイ・オンライン編集部

インデックス投資で運用利益1000万円オーバー!
資産配分からポートフォリオ、積立方法まで、
個人投資家・吊られた男さんの手法のすべてを公開!

 長期的に見ると、投資信託ではなくインデックス連動のETFのほうがコストが安くなる可能性もあるが、それでも吊られた男さんは投資信託を選択している。

SBI証券を利用しているのですが、ここは投資信託を保有しているとポイントがもらえるんです。総資産残高が1000万円以上になると、1年で総資産残高の0.2%分のポイントがもらえます。しかも、クレジットカードの『SBIレギュラーカード』を持っているので、ポイントの現金交換レートが1.2倍になり、1年で0.24%分のポイントが付きます。例えば『ニッセイ日経225インデックスファンド』だと年に0.25%+税金分の信託報酬を払っていますが、0.24%のポイントを引くと実質0.03%くらいになり、ETFのコストよりも安い。しかも投資信託は買付手数料もかからないし、株数単位で売買するETFと違って金額単位で買えます。総合的に考えると、現状はETFより投資信託のほうがお得ですね」

・SBI証券 公式サイト
・SBIレギュラーカード 関連記事

 ちなみにSBI証券の「投信マイレージサービス」では、総資産残高が1000万円未満でも0.1%分のポイントがもらえるのでお得だ。
(関連記事⇒投資信託を保有するだけでポイントが貯まるネット証券とは?

将来的なインドの発展に期待して、
インド株式インデックス連動のETFも不定期に購入

 吊られた男さんは、前出の3つのインデックスファンドのほか、不定期で上場インデックスファンドCNX Nifty先物(1549)とNEXT FUNDSインド株式指数上場投信(1678)という2つのインド株式インデックス連動のETFも購入している。

・上場インデックスファンドCNX Nifty先物(1549)
・NEXT FUNDSインド株式指数上場投信(1678)

「個人的にインドにはすごい将来性があると思っているのに新興国株インデックスの中のインド株比率が低いのが気に入らなくて、その調整のためにちょっとだけ買っています。今、新興国株の中では中国の比率が約10%と一番高いのですが、インドも同じくらいにしたくて。投資信託ではなくETFで買っているのは、インド株インデックス連動型の投資信託がないからです。本来ならインデックス投資に自分の相場観を入れてはいけないのですが、まあこれくらいはいいかなと(笑)」

SBI証券は、住信SBIネット銀行と
連動させることで使い勝手がアップ!

 証券会社は、前述のようにSBI証券を利用。

「SBI証券を使っているのは、先ほど説明したポイント付与のほかに、住信SBIネット銀行をメインバンクにしているのも理由です。『ハイブリッド預金』という両方の口座を連動させるサービスを利用しているので、仮に将来ポイント付与のサービスがなくなってもSBI証券を使い続けると思います」
(関連記事⇒住信SBIネット銀行ならメインバンクはそのままでコンビニATM手数料&振込手数料が無料にできる!SBI証券利用者は金利がアップして、さらに得する!

・SBI証券
・住信SBIネット銀行

 SBI証券以外の証券会社を利用するとしたら、将来もっとコストの安いインデックスファンドが出て、それをSBI証券で扱っていない場合だ。ただ、その心配はあまりしていないそうだ。

「SBI証券はその辺がうまくって、他の証券会社が手数料を下げたら自分たちも下げ、他がETFの取り扱いを始めたら自分たちも始める、と大体追従するんですよ。だから、よそで革新的なインデックスファンドが出たら、きっとそれにも追従してくれると信じています(笑)」

購入のタイミングはお金に余裕があったとき
厳密なルールをつくるのはNG

 積み立てる商品とその割合が決まったら、あとは「どのタイミングでどれだけ買うか」だ。積立方法としては「ドルコスト平均法」が有名だが、吊られた男さんの買い方はかなり適当だ。

買うタイミングと金額は、まったく決まっていません。一応、1年に200万円以上、月に20万円買いたい!という目安はありますが、そこまで強くはこだわっていません。実際、今年の4~6月も買ったのは1回だけ、合計24万円しか積み立てていません」

 吊られた男さんが投資信託を買うのは、あくまでも余裕資金が出たとき。振り込まれた給与から生活費が引かれた後、ある程度お金が残っていたら投資する、というやり方だ。

「給与って、残業代やボーナスで増減するじゃないですか。また、生活費も月によって違います。だから、必ず決まった金額を投資に回して残ったお金で生活する、というのは、少なくとも私にとっては無理があるんです」

 アセットアロケーションの割合といい積み立てのタイミングといい、もっと厳密にルールを決めて運用している投資家さんには怒られてしまいそうな“ゆるさ”だが、「この適当さこそが投資が長続きさせる秘訣」だと吊られた男さんは言う。

「最初にルールを厳密に決めても、守れなくなったり、実情に合わせてルールをコロコロと変えるのは嫌なんです。だから私は、あくまでも守れる範囲でルールを決め、その代わりそれは絶対に守ります」

 一方、売るタイミングについては、現在まったく考えていないとか。

「死ぬまで資産運用を続けようと思ってます。ここは投資家の中でも考え方が別れるところで、老後資金から計算し、定年までに資産を作って死ぬまでに使い切るように考える人もいます。私はそれとは違い、死ぬまで資産が増え続けてもいいと思っています。ただし無理はしませんし、目標金額もありません。貯まった資産に応じて、生活水準を変えればいいと思っています」

日経平均株価が2万円を超えた今こそが、
インデックス投資を始める絶好のチャンス

 ここまで吊られた男さんの投資法を具体的に教えてもらったが、ここで再び運用成績を振り返ってみよう。実は、これまでの吊られた男さんの運用成績は、決して順風満帆だったわけではない。