係累がない孤独さが良い夫の条件!?
プロ妻志望者の目のつけどころとは

 ミサキさんがいくつか挙げた結婚相手の条件は、「旧帝国大学もしくは、それに準じる国立大学、早稲田・慶応クラスの大卒以上の学歴で公務員、または一部上場企業勤務」「親が無借金企業の経営者、または医師、弁護士といった職業に就いている、もしくは遺産を残して死亡している」「係累がなく、親戚づきあいの必要がない」などが主立ったところだ。

 なぜ結婚相手の親に企業経営者や医師、弁護士といったいわば自営業者を選びながらも配偶者自身は公務員や一部上場企業勤務なのか。これについてミサキさんは次のように語った。

「士師業や経営者だと、働けば働いた分、収入となります。でも不安定な側面もあります。結婚相手が士師業や経営者だと収入面で心配です。やはり安定した収入のある公務員か、一部上場企業勤務のほうが好ましいですよね。士師業に就いていたり、経営者だった両親がすでに死亡し、遺産を相続しているという人がもっとも優良です」

 あまりにも自分にばかり都合のいい条件なのでは?思わず記者がそう問いかけると、「こうした優良男性に見初められるべく、私だって自分磨きに全力を投じていますから」と、真剣な眼差しで切り返された。続けてミサキさんが語る。

「男性を惹きつけて離さないためには、まずは『容姿』、それから『聞く・話す』『料理』『ベッド』の3つです。だから大学時代は、学部も違うのにわざわざ『カウンセリング論』の授業を履修したり、料理教室に通ったりもしました。ベッドのほうは、大学時代の友達に風俗店で黒服をしていた男の子がいたので、そこの『お仕事マニュアル』というDVDをもらい受けて研究を重ねました」

 学生時代の恋愛は、男性という企業研究、いわばインターンシップだったと語り、その経験は20人弱。実に勉強熱心なことである。

 さて、相談所での紹介では、相手男性と性交渉を持った時点で「結婚退会」もしくは「退会」しなければならない。これはIBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の相談所カウンセラーによると「相談所には結婚という社会的責任を負う相手を紹介する責任」と「性感染症を罹患した場合、紹介者として責任を追いかねる」という理由からだという。

 そのためミサキさんの折角の研究結果も、相談所での見合いでは、そのすべてをアピールする場に恵まれない。これにミサキさんは不満顔を隠さない。

「就職でも実際に入社して仕事をしてみなければ、企業と就職したい人、互いの相性はわからないはず。結婚生活でも大事な体の相性を打ち合わせる機会がないのは、正直、不安なところもあります」