国際社会で活躍するための英語、と聞くと、“ネイティブ並みに流暢で、ハイレベル”といったイメージを持っている人が多いのではないだろうか。「グローバルエリートが使う英語も、実は高校までの英語とさほど変わりません。ただ、ちょっとしたコツは必要です」。そう話す新条正恵さんは、外資系銀行でヴァイス・プレジデントとして世界の金融エグゼクティブと働いた経験を持つ。連載第6回は、『ロジカルイングリッシュ』から、実践で使えるビジネス英語の学び方を紹介する。
ビジネス英語も30日で使いこなせる
ビジネス英語は難しいから、習得するには何年もかかる。そう考えている方はとても多いのではないでしょうか?しかし実際には、中学、高校と6年以上英語を学習し、大学時代や社会人になってからも続けているビジネスパーソンの多くは、わずか30日でビジネスに使える英語も習得できます。その理由は、仕事で使う英語もほとんどは「高校英語+α」で十分だからです。
前回までの連載ではこの「+α」に着目し、日本人がビジネス英語を習得するためのコツを5つに絞ってご紹介しました。第二弾となる今回からの連載では、30日後に仕事の英語を使いこなせるようになるために、さらに4つのコツをご紹介します。
1. 論理的に伝えること
2. 単語力より伝える力を高めること
3. 一流を観察し真似すること
4. 学び方を学ぶこと
これらの4つを習得することで、あなたも1ヵ月後には英語でビジネスができるようになっています。