英語はロジカルに話すことで、ずっと伝わる
単語や文法は間違っていないのに、なぜか伝わりにくい。そんなビジネスシーンで英語を使う人の課題に対し、適切なアドバイスが示されているのが『ロジカルイングリッシュ』(有元美津世著)の12のルール。なかでも、ルール9「理由・根拠を示す」、ルール11「説明や指示は具体的に」は多国籍な職場で仕事をする際にとても大切なことです。
帰属意識が強く、多少の難題でも「仕事だから」と割り切ってこなすのは日本人の良いところですが、その常識は海外では通じないこともあります。転職市場が活発で、常により良い条件の職場を求めている人が多いアジア諸国では、仕事にやりがいや目的を感じないと1年未満でも仕事を辞めてしまう人が多いからです。
ロジカルに話す練習はいきなり英語で挑戦しなくとも、日本語でビジネスをしている時から少しずつ練習することができます。日本人同士でも実践することが可能ですので、ぜひ日常の職場で実践してみてください。
ビジネスパーソンに必要な英語を30日で習得するというテーマで、今回は論理的に伝える、というお話をしました。次回は、英語で伝える力を高めるための上級編をご紹介したいと思います。
*次回は9月27日公開です