エクセルの見やすさ、使いやすさについて、いま、国政レベルで話題になっています。エクセルの鬼の異名を持つ者として、これは見逃してはおけないというわけで、改善のご提案です。『ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術』の著者・熊野整による緊急提言です。
日本政府のエクセルがネットで叩かれている
最近、このツイートがきっかけで、日本政府のエクセルが分かりにくいと話題になっています。
行革推進本部で文科省をよんで、こういう神エクセルを至急、全廃することにしました。また、科研費関係の問題提起の窓口をつくり、順次、対応することにしました。 https://t.co/g497j0ZQgu
ー河野太郎 (@konotarogomame) 2016年11月2日
たとえばこちらのエクセルですが、たしかに少し分かりにくいような…でも、かなり手が込んでいますね。
作成者の苦労が見て取れます。お疲れ様です。
では、どうすればいのか?
こちらのツイートのとおり、「このエクセルは見にくい!」とクレームを言うのは簡単ですが、その具体的な改善策を考えるのは難しいものです。
そこで今回は、ワタシなりにエクセルを分かりやすくしてみたいと思います。
ただし今回の修正の前提として、どこに何があるか分かりやすいエクセルにするのを目的にしています。
集計のしやすさやデータ加工のしやすさ、手書きや印刷のしやすさというのは目的外にしていますので、ご容赦くださいませ。(エクセルを作成するときは、その作成目的を明確するのが大事ですね)